

容姿・血統・性格・健康面、ひとつとして妥協しない徹底ぶり
自分のこだわりを活かしたブリーディングで、最高級のラグドールをお客様に
最高級のラグドールを輩出する、小尾菜緒ブリーダー。海外から良血統の両親猫を輸入し、優れた血統や美しい容姿にこだわる一方で、健康面への配慮も怠っていない。猫舎の衛生維持はもちろん、遺伝子検査や獣医師の定期回診を実施するなど、徹底的な管理のもと、自身の信念にもとづいた子猫の育成に注力している。
猫舎の特長
- 遺伝子検査実施
- 単品種ブリード
- アワード受賞歴あり
- 海外輸入猫
- CFA・TICA登録ブリーダー
ブリーダーヒストリー

- 2018年8月
- ブリーダーをはじめる
- 2022年6月
- 遺伝子検査をはじめる
- 2022年6月
- スタッフを増員
- 2023年2月
- はじめてショーに出陳
インタビュー
ブリーダーをはじめたきっかけはなんですか
もともとラグドールをペットとして飼っていたのですが、温和で甘えん坊な性格、そして美しさに魅了されたのがきっかけです。
過去にデザイナーをしていた経験から、自分なりの美学をもっていたので、ラグドールの美しさについても持論がありました。
「今までにない美しいラグドールを生み出したい」そんな気持ちからブリーダーを目指すようになったんです。
取り扱っている品種の魅力を教えてください
当猫舎ではラグドールのみを取り扱っています。ラグドールは穏やかで甘えん坊な性格もさることながら、見た目の美しさが最大の魅力です。
かつてラグドールは、日本ではあまり有名な品種ではなく、海外と比べて良血統のラグドールが少ない時代がありました。近年では知名度の高まりに伴って、国内でも美しく、かわいらしいラグドールを迎えられるようになっています。
猫舎の特長はなんでしょうか(方針・環境・こだわりなど)
当猫舎では、血統のよさを重視しています。両親猫は海外から輸入した最高級の血筋です。その血を引き継ぐ子猫もすばらしい血統で、キャットショーでは優秀な成績をおさめています。
また、見た目の美しさはもちろんのこと、健康面も重視しています。親猫だけでなく、子猫たちにも遺伝子検査を実施しており、遺伝子病の発症を防ぐブリーディングを意識しています。
当猫舎には、小動物飼育販売管理士3名、小動物繁殖士2名、小動物栄養士1名、動物トリマー1名が在籍しているほか、定期的に獣医師の巡回診察を実施するなど、日ごろから徹底した健康管理をおこなっています。
猫ちゃんの健康は、飼い主の幸せにつながります。だからこそ、日々の健康管理には十分に気を配っています。
飼育で気を付けていることはありますか
猫が人間やほかの猫との接し方を学んだり、噛む加減を覚えたりする「社会化期」は、生後2〜9週齢ごろといわれています。その時期はママ猫やきょうだい猫だけでなく、パパ猫や先輩猫、当猫舎のスタッフと子猫がたくさんコミュニケーションを取れるようにしています。
また、私たちは、猫ちゃんを家族の一員と考え、大切に育てています。猫舎は毎日除菌をおこない、清潔で快適な環境の維持を心がけています。1階と2階は猫ちゃんたちが自由に行き来できるようにしていて、楽しく追いかけっこをしたり、一緒にごはんを食べたりと、ストレスのない生活を送れるように配慮しています。

お客様対応で気をつけていることはありますか
遠方からお越しいただくお客様のために、送迎サービスをおこなっています。駅や空港などに車でお迎えにうかがい、猫舎まで安全かつ快適に移動できるようにサポートしています。
また、LINEグループをつくり、お迎え後も定期的に連絡を取り合い、飼い主さんとともに生涯を通して猫ちゃんを育てています。
ブリーダーをやっていてよかった!と思うのはどんなときですか
やはり子猫が生まれたときでしょうか。
また、飼い主となる方とはじめてお会いするときや、お譲りしたあとのやりとりで、子猫の成長ぶりを教えていただけることにも幸せを感じます。
ブリーダーをやっていて大変なことはありますか
生き物を扱う仕事なので、常にさまざまなことに気を配る必要があるところです。心身ともに健康な子猫をつくるには、ストレスのない環境づくりが欠かせません。猫の飼育スペースは常にきれいにしておかなければなりませんし、こまめな室温管理も必要です。これらを接客の合間にやらなければならないのですが、それにお産がかぶると、夜も寝ずに過ごす日も少なくありません。ブリーダーは体力がないと務まらない仕事だと思います。

これから猫を飼う人へ、なにかアドバイスをお願いします!
猫を飼うにはお金がかかりますし、お世話などの時間も必要です。大変なことも少なくありませんが、それ以上に猫を飼うことでたくさんの喜びが得られます。ぜひ猫ちゃんと幸せな人生を送っていただきたいと思います。
※インタビューの内容は取材当時のものです。現在は状況が変わっている場合がございます。