はじめて猫を飼うときに知ってほしいこと5つ
猫を飼うことは、決していいことばかりだけではありません。一つの命の責任を負う以上、飼い主としてある程度の負担やリスクを覚悟しなくてはなりません。以下のような事柄をクリアできるのか、必ず確認しておきましょう。
1.お世話の時間
猫を飼いはじめると、お世話の時間を取られる場面が多くなります。一人暮らしの方は自分ひとりでお世話をしなければならないため、毎日猫のために時間を確保する必要があります。
【毎日必要な猫のお世話】
・ごはんの準備
・トイレの後始末
・ブラッシング ※毛の長さによる
・部屋の掃除
・歯みがき
【ときどきするお世話】
・シャンプー 必要に応じて
・爪切り 月2回 ※個体差がある
【毎日必要な猫のお世話】
・ごはんの準備
・トイレの後始末
・ブラッシング ※毛の長さによる
・部屋の掃除
・歯みがき
【ときどきするお世話】
・シャンプー 必要に応じて
・爪切り 月2回 ※個体差がある
2.飼育費用
猫をお迎えするときに必要な初期費用のほか、フード代、トイレ費用など、一生涯かかる費用を考えなければなりません。また、避妊・去勢手術を受けるときは、急病時にかかる医療費など、予想外の大きな出費がかかることも。
猫の飼育にかかる費用は、年間で約16万円という調査結果もあります。月額にして1万3千円の費用が確保できるのか、お迎え前に家計費のシミュレーションをしておくと安心です。
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猫の飼育にかかる費用は、年間で約16万円という調査結果もあります。月額にして1万3千円の費用が確保できるのか、お迎え前に家計費のシミュレーションをしておくと安心です。
3.猫を迎えるための環境づくり
猫にとって安心・安全で快適な部屋となるように、環境を整える必要があります。猫は環境の変化や良し悪しに非常に敏感に反応します。迎えてからあたふたと用意するのではなく、計画的に準備していきましょう。留守中も猫が安全でいられるよう、細やかな配慮が必要です。
【猫にとって快適な環境のポイント】
・快適な温度設定か
・くつろげる場所はあるか
・危険なものは撤去されているか
・危険な場所に立ち入れない工夫はあるか
・猫が退屈しない工夫はあるか
・爪とぎや生活なトイレは準備されているか
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【猫にとって快適な環境のポイント】
・快適な温度設定か
・くつろげる場所はあるか
・危険なものは撤去されているか
・危険な場所に立ち入れない工夫はあるか
・猫が退屈しない工夫はあるか
・爪とぎや生活なトイレは準備されているか
4.部屋が汚されたり壊されたりする可能性
動物を飼う以上、粗相や嘔吐、抜け毛で室内が汚れるのは避けられないことです。また壁や家具でカリカリと爪とぎをされ、家の中がボロボロになってしまうのも珍しいことではありません。賃貸の場合、退去時に追加の修繕費がかかるケースもありますので、被害を最小限に食い止める工夫が必要になるでしょう。
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5.周辺住民への配慮
猫は犬のように吠えないからといって、集合住宅で無断に猫を飼いはじめることは許されません。住まいの規約を確認のうえ、必ず許可をとりましょう。
また、集合住宅でなくても近所に猫アレルギーの人や猫嫌いな人が住んでいる可能性もあります。「半分外飼い」のような飼い方は猫の健康を害すだけでなく、トラブルを招きかねませんので、完全室内飼いをしましょう。ベランダでのブラッシングも周囲への被毛の飛散などを考えるとおすすめできません。
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また、集合住宅でなくても近所に猫アレルギーの人や猫嫌いな人が住んでいる可能性もあります。「半分外飼い」のような飼い方は猫の健康を害すだけでなく、トラブルを招きかねませんので、完全室内飼いをしましょう。ベランダでのブラッシングも周囲への被毛の飛散などを考えるとおすすめできません。
猫の飼育に必要なグッズ
ペットショップやホームセンターに行くと、専用のグッズやアイテムがたくさん並んでいます。はじめて猫を飼う人は、「はじめに何を揃えておくといいの？」と迷ってしまいますよね。猫のお迎え前に準備すべきグッズと、あると便利なグッズをご紹介します。
迎える前に準備しておきたいグッズ
食器
毎日使う猫用の食器は、はじめに用意しましょう。最低でもフード用と水用の2つが必要です。猫のサイズに合わせて、食べやすい高さや角度のものを選びましょう。
トイレ用品
トイレトレーと猫砂を用意します。トイレトレーはオープンタイプ、ドームタイプ、自動洗浄タイプ、猫砂はベントナイト（鉱石）製や紙製、木製など、バリエーションもさまざまです。猫はきれい好きな動物で、汚れたトイレを嫌がります。いつでも清潔な状態で使えるよう、頭数プラス1のトイレを準備してあげましょう。
キャリーバッグ
通院時や外出時に活躍するグッズです。クレート型、ショルダーバッグ型、リュック型などさまざまな種類がありますが、猫の成長に合ったサイズで、脱走防止のためにふたが完全に閉まるタイプを選びましょう。
ケージ
お留守番のときなどに猫を入れておく専用ケージです。中で上下運動ができるよう、高さのあるものがいいでしょう。
成猫になったときには必要ないことがほとんどですが、お迎え直後の子猫にはあると安心です。
成猫になったときには必要ないことがほとんどですが、お迎え直後の子猫にはあると安心です。
ベッド
一日の大半を寝て過ごす猫にとって、快適な寝床の確保は非常に重要です。平置きできるタイプや中に入れるドーム、ケージ内に吊るして使うハンモックなどがあります。
爪とぎ
壁や家具、カーペットをボロボロにされないためにも、爪とぎアイテムは必須です。据え置きできる段ボール製のものや、キャットタワーに設置するものなど、種類も豊富です。消耗品になるため、コスパも考えて選ぶといいでしょう。
お手入れ用品
ブラッシングのためのブラシやコーム、爪切り、歯磨きグッズなどは、自宅ケアをするのに必要なものです。子猫のころからお手入れに慣れさせるために、早めに揃えておきましょう。
あると便利なグッズ
おもちゃ
猫とのコミュニケーションを取ったり、運動不足を解消させたりするのに便利なアイテムです。猫じゃらしや“しっぽ状”のおもちゃなど、素早く動き猫の狩猟本能を掻き立てるものがおすすめです。
キャットタワー
室内飼いの猫は、運動不足に陥りがちです。上下運動を好む猫のためにも、キャットタワーを設置する飼い主は多いです。設置場所や猫のサイズ、運動量によって適切な商品を選びましょう。
おやつ
猫用のおやつは、しつけや日々のコミュニケーションに役立ちます。猫にとって嗜好性の高いものがたくさん販売されていますので、いろいろな種類を試し「お気に入りの一品」を見つけてあげるといいですね。
消臭剤
粗相やマーキングをされたときに活躍するのが消臭剤です。猫の体に害がなく、臭いが残りにくいものがおすすめです。
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はじめて猫を飼う人におすすめの猫種は？
初心者飼い主には、性格がおとなしく、しつけがしやすい猫が適しています。人気の猫種5つを紹介します。
ラグドール
もふもふの長毛とずんぐりした大柄な体形が何とも愛らしいラグドール。「ぬいぐるみ」の意味を持つ名前の通り、人に抱かれることを好むおとなしい猫種です。おっとり優しい性格で小さな子どもとも仲良くできるラグドールは、まさにファミリー向きともいえるでしょう。
販売中のラグドールの子猫を見る
ロシアンブルー
輝くシルバーグレーの毛並みが美しいロシアンブルーは、猫のなかでも賢く、人のいうことを聞くことから「まるで犬のような猫」ともいわれています。また「ボイスレスキャット」とも呼ばれるようにほとんど鳴かないのもロシアンブルーの特徴で、集合住宅でも飼いやすい猫種です。
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スコティッシュフォールド
丸い頭部に折れ曲がった耳、短い手足が特徴的なスコティッシュフォールド。愛らしい見た目もさることながら、誰にでも友好的な性格で人気のある猫種です。甘えん坊で人懐っこく、猫とたくさんコミュニケーションを取りたいという人にも向いています。穏やかで、賢くしつけがしやすいのもこの猫種の魅力です。
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ペルシャ
もふもふの被毛につぶれた鼻がユニークなペルシャ。気品ある姿で、古くから愛されてきた猫種です。性格はおっとりマイペース。活発に動き回るよりは、のんびりひとりで過ごすことを好みます。お留守番も比較的苦にしないので、仕事で忙しい人や一人暮らしでも飼いやすい猫種といえます。
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エキゾチックショートヘア
ペルシャとブリティッシュショートヘア・アメリカンショートヘアの交配により誕生した猫種です。くしゃっと潰れたような“ぶさかわ”な表情が何ともユニークで、見る人を和ませてくれます。性格はのんびりおおらかで、狩りのようになにかを追いかけたりすることは少ないようです。
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まとめ
これから猫を飼いたいと考えている方に向けて、心構えや準備したいグッズ、飼いやすい猫種を紹介しました。
はじめての猫との暮らしに不安を感じている方もいるかもしれませんが、最初はみんな初心者です。猫を飼う上で気を付けるべきポイントを押さえておけば、過度に心配する必要はありません。今はネットで情報を得ることもできますが、身近に相談できる人や飼い主仲間、獣医さんを見つけておくと、なお安心ですね。
はじめての猫との暮らしに不安を感じている方もいるかもしれませんが、最初はみんな初心者です。猫を飼う上で気を付けるべきポイントを押さえておけば、過度に心配する必要はありません。今はネットで情報を得ることもできますが、身近に相談できる人や飼い主仲間、獣医さんを見つけておくと、なお安心ですね。
