猫トイレのおすすめの置き場所はここ!

今は安全な家のなかで生活していることが多い猫ですが、本来、猫は外で生きてきました。その名残で、本能的にトイレをするときは敵に襲われないようにと、緊張状態になる猫は少なくありません。とくにうんちをするときは、静かな場所を好む傾向があります。
また、猫は嗅覚が優れていてキレイ好き。排泄物の臭いがこもらないような場所、食事をする場所から遠いところなどを選ぶようにしましょう。
また、猫は嗅覚が優れていてキレイ好き。排泄物の臭いがこもらないような場所、食事をする場所から遠いところなどを選ぶようにしましょう。
快適な猫トイレの場所4つの条件
まとめると、次のような条件をふまえた場所が猫にとって快適なトイレ場所になります。
また、猫の習性で、トイレをしたあとは排泄物の上に砂をかけようとするので、砂が床に散らばることがあります。その点を考えると、飼い主さんにとっても負担とならないように、掃除がしやすい場所や、おしっこや砂がかかっても問題のない場所、コンセントが近くにない場所などを選ぶといいですね。
- 静かで落ち着ける場所(人通りや人目が多くない、大きな音がしないなど)
- 食事場所から離れている場所
- 飼い主がさりげなく観察できる場所
- 風通しがよく、臭いがこもらない場所
また、猫の習性で、トイレをしたあとは排泄物の上に砂をかけようとするので、砂が床に散らばることがあります。その点を考えると、飼い主さんにとっても負担とならないように、掃除がしやすい場所や、おしっこや砂がかかっても問題のない場所、コンセントが近くにない場所などを選ぶといいですね。
猫トイレの設置におすすめの場所
ここまで紹介してきたように、猫のトイレに最適な場所は、落ち着ける静かな環境であり、臭いがこもりにくく、清潔に保てる場所になります。
リビングの端
排泄物は猫の健康状態を知るための情報源です。おしっこやうんちのチェック、排泄する様子を知ることは、泌尿器系の病気などを早期発見することにつながります。
その点、観察しやすいリビングに猫のトイレがあるのは飼い主にとって望ましい環境です。猫にとっても飼い主が常にいて、安心できる場所ということも多く、トイレに行きやすいでしょう。
ただし、テレビなど大きな音がするものの近くは避けるようにしてください。トイレをしている気配は感じられるけどすぐに見えない場所というのが理想的です。
見栄えが気になるという方は、トイレ自体をおしゃれなものにしたり、専用の目隠しを設置したりすると気にならなくなりますよ。
臭いについては、こまめな掃除を心がけ、猫砂を消臭力の強いものにする、無香タイプの消臭剤を使用するとかなり軽減できるでしょう。
その点、観察しやすいリビングに猫のトイレがあるのは飼い主にとって望ましい環境です。猫にとっても飼い主が常にいて、安心できる場所ということも多く、トイレに行きやすいでしょう。
ただし、テレビなど大きな音がするものの近くは避けるようにしてください。トイレをしている気配は感じられるけどすぐに見えない場所というのが理想的です。
見栄えが気になるという方は、トイレ自体をおしゃれなものにしたり、専用の目隠しを設置したりすると気にならなくなりますよ。
臭いについては、こまめな掃除を心がけ、猫砂を消臭力の強いものにする、無香タイプの消臭剤を使用するとかなり軽減できるでしょう。
人間用のトイレの中・脇
落ち着ける個室になっているうえ換気扇が付いていて臭いがこもりにくい人間のトイレは、猫のトイレ場所としてもぴったりです。ワンルームに住んでいる人にもおすすめの場所ですよ。
トイレを開けっ放しにするのが気になるのであれば、トイレのドアをペットドア付きのもの付け替えれば、猫が行きたいときに行けるようになります。
しかし、賃貸物件の場合は、付け替えてもよいか大家さんや不動産会社に必ず確認しましょう。
トイレを開けっ放しにするのが気になるのであれば、トイレのドアをペットドア付きのもの付け替えれば、猫が行きたいときに行けるようになります。
しかし、賃貸物件の場合は、付け替えてもよいか大家さんや不動産会社に必ず確認しましょう。
廊下の隅
人が長居することのない廊下は落ち着いて過ごせるトイレ向きの場所です。フローリング素材の場合も多く、掃除もしやすいのが助かりますね。
廊下にトイレを置く際に気を付けたいのが臭いです。廊下は風通しがいいことも多く、家中にトイレの臭いが広いがってしまうかもしれません。空気清浄機や無香タイプの消臭剤などを猫のトイレ近くに置くなど工夫しましょう。
廊下にトイレを置く際に気を付けたいのが臭いです。廊下は風通しがいいことも多く、家中にトイレの臭いが広いがってしまうかもしれません。空気清浄機や無香タイプの消臭剤などを猫のトイレ近くに置くなど工夫しましょう。
脱衣所、洗面所
人が使う時間が限られ、濡れても掃除しやすいもうひとつの場所が洗面所や脱衣所です。ただし、洗濯機を頻繁に長時間使用する家庭では、猫が音や振動を気にする可能性があるので注意しましょう。マンションに住んでいる人にもおすすめの場所です。
多頭飼いの場合は「頭数+1」
人間のトイレは家族に1カ所で事足りますが、猫の場合は自分以外の臭いがついたトイレを使いたくないという性格の猫もいるため、多頭飼いでトイレが1つというのはおすすめできません。
できれば、「猫の頭数+1個」、トイレが用意されているのが理想的です。難しい場合は、最低でも猫の頭数と同じ数は置くようにしましょう。
できれば、「猫の頭数+1個」、トイレが用意されているのが理想的です。難しい場合は、最低でも猫の頭数と同じ数は置くようにしましょう。
猫トイレの置き場所、ここはNG

猫にとって排泄をしにくい場所や清潔さが保ちにくい場所は、猫のトイレの場所には不向きです。
玄関
風通しがよく、掃除もしやすい玄関は、一見猫のトイレ場所に適しているように感じますが、気になるのは気温と来客です。とくに冬場は外気に近い温度で寒くなってしまうため、寒さで猫の足が遠のいてしまう可能性があります。
また、猫は来客が苦手なことがほとんどです。知らない人が入ってくる玄関では、警戒してトイレを使わないことも。ほかにもトイレ中の来客に驚いた猫が、開いた玄関から脱走してしまう危険性もあり、玄関は猫のトイレの場所としては適していないでしょう。
また、猫は来客が苦手なことがほとんどです。知らない人が入ってくる玄関では、警戒してトイレを使わないことも。ほかにもトイレ中の来客に驚いた猫が、開いた玄関から脱走してしまう危険性もあり、玄関は猫のトイレの場所としては適していないでしょう。
クローゼット、押し入れの中
静かで安心して使えるという点では優れているクローゼットや押し入れですが、風通しの悪さが気になります。臭いがこもったり、カビが生えたり、洋服に排泄物の臭いがついたりする可能性も……。
窓際
日光がよくあたる窓際は、温度が高くなりやすく細菌が繁殖しやすい場所です。残念ながら、窓から差し込む日光では殺菌効果や消毒効果は期待できません。
また、場所によっては外を歩く人や野良猫から見られてストレスを感じてしまうこともあります。窓際にトイレを置くことは避けたほうがいいでしょう。
また、場所によっては外を歩く人や野良猫から見られてストレスを感じてしまうこともあります。窓際にトイレを置くことは避けたほうがいいでしょう。
扉の近く
人が出入りする扉の近くは、いつ開くか分からないため落ち着いてトイレが使えません。また、ドアの開け閉めをする際に、細かいトイレの砂が舞いやすいので注意しましょう。
猫のトイレの移動方法

ここまで読んで、猫が上手にトイレをできない理由がトイレの置き場所が悪かったせいかもしれないと思った人は、トイレの移動をしてみましょう。ただし、トイレの置き場所を変えることは、猫にとってストレスになるため、何度も気軽に変えるのはよくありません。
なるべくストレスなく、スムーズに移動するための移動方法や、抑えておきたいポイントを紹介します。
なるべくストレスなく、スムーズに移動するための移動方法や、抑えておきたいポイントを紹介します。
移動方法
突然使い慣れたトイレが知らない場所に移動していると、猫は強いストレスや不安を感じてしまいます。おすすめの方法としては、今使っているトイレはそのままに、新しい場所にトイレを追加して様子を見るようにしましょう。
トイレを追加するのが難しい場合は、元のトイレの場所から少しずつずらしていき、新しい場所へと誘導してあげるといいでしょう。
トイレを追加するのが難しい場合は、元のトイレの場所から少しずつずらしていき、新しい場所へと誘導してあげるといいでしょう。
注意点
新しいトイレを設置するときは、砂もすべて捨てて一新したくなりますが、猫にとっては自分の臭いがついたトイレは大切なテリトリーです。自分の臭いもなく、場所もトイレの形もまったく覚えがないものになっていると不安を感じてしまいます。
新しいトイレにも元のトイレの砂を混ぜてあげて、トイレの容器もできるだけ同じものを使うことをおすすめします新しいトイレでも自分の臭いがすれば、安心して使ってくれるようになるでしょう。
新しいトイレにも元のトイレの砂を混ぜてあげて、トイレの容器もできるだけ同じものを使うことをおすすめします新しいトイレでも自分の臭いがすれば、安心して使ってくれるようになるでしょう。
猫トイレ移動後の、こんな行動には要注意
猫はもともとナイーブで環境の変化に弱い生き物です。猫のトイレを移動させた後、次のような行動を取っているときは、トイレの引っ越しがうまくいっていない可能性があります。
- トイレを探してうろうろする
- トイレを1日以上我慢している
- 粗相する
- 頻尿が見られる
- 血尿がでる
猫のトイレの失敗、原因と見直しポイント

トイレの置き場所以外にも猫がトイレを失敗する原因はいろいろあります。置き場所を変えてもトイレの失敗がなくならないという場合は、次のポイントを見直してみてください。
トイレ周り
- 猫砂が気に入らない
- トイレの大きさが合わない
- トイレの形(フルカバー、ハーフカバー、オープンなど)が気に入らない
- トイレが汚れている
猫のなかにはこだわりが強く、砂やトイレに違和感があるとトイレを使わなくなってしまうことも少なくありません。トイレのサイズは猫の全長の1.5倍以上が大きさの目安です。
また、トイレ掃除は排泄をするたびに取り除くのが理想。それが難しい場合は、最低でも1日2回は掃除し、トイレ自体も月1回は丸洗いをして砂を入れ替えるようにしましょう。
飼育環境の変化
新しい家族が増えたり、引っ越したりなどの環境の変化によるストレスでトイレを失敗するようになるケースは少なくありません。自分のなわばりが侵される不安から、なわばりを守るために粗相している場合も。
環境の変化に慣れればおさまることが多いですが、粗相した場所におしっこの臭いが残っていると、そこをトイレと認識してしまう危険があります。粗相のあとはしっかり掃除、消臭しましょう。
環境の変化に慣れればおさまることが多いですが、粗相した場所におしっこの臭いが残っていると、そこをトイレと認識してしまう危険があります。粗相のあとはしっかり掃除、消臭しましょう。
スプレー行動
主に去勢をしていないオス猫がマーキングや発情中のメス猫の気を引くためにする行動ですが、ストレスや不満がある場合にもすることがあります。
粗相と違うのは、壁や柱に向かって尾を高く持ち上げ、おしっこをスプレー状に、広範囲に吹きかけるようにする点です。
スプレー行動を防ぐためには去勢手術をするのが一番有効ですが、癖になってしまっていたり、不満が溜まっていたりすると手術をしてもなくならない可能性があります。
粗相と違うのは、壁や柱に向かって尾を高く持ち上げ、おしっこをスプレー状に、広範囲に吹きかけるようにする点です。
スプレー行動を防ぐためには去勢手術をするのが一番有効ですが、癖になってしまっていたり、不満が溜まっていたりすると手術をしてもなくならない可能性があります。
病気
成猫の平均的な排泄回数は、おしっこは1日2~4回、うんちが1日1~2回程度といわれています。何度もトイレをしたり、トイレをした後も落ち着かない様子だったりするときは、膀胱炎、結石など泌尿器系の病気で排泄のコントロールができていない可能性があります。
思い当たることがある場合、獣医師に相談してみましょう。
思い当たることがある場合、獣医師に相談してみましょう。
まとめ

毎日のことだけにうまくいかないと悩みが深くなってしまうトイレ問題。大切なことは、猫の気持ちになって、利用しやすいトイレ環境を整えてあげることです。
また、飼い主として、お世話のしやすさや部屋との調和も気になるところでしょう。最近は、自動で掃除をしてくれるトイレやインテリアの邪魔にならないおしゃれなデザインのものなども販売されています。飼い主と猫、お互いにとってよりよい環境づくりができるといいですね。
また、飼い主として、お世話のしやすさや部屋との調和も気になるところでしょう。最近は、自動で掃除をしてくれるトイレやインテリアの邪魔にならないおしゃれなデザインのものなども販売されています。飼い主と猫、お互いにとってよりよい環境づくりができるといいですね。