ノルウェージャンフォレストキャットの特徴

大きさ
ノルウェージャンフォレストキャットの体長は約40cmで、体重はオスが4.5~7kg、メスが3.5~5.5kg。猫のなかでは大型に分類されます。
体つきは骨格と筋肉がしっかりしていて重厚感があり、たくましい印象です。
体が大きいこともあり、ほかの猫種と比べてゆっくり成長します。
一般的な猫は約1年で成猫サイズになりますが、ノルウェージャンフォレストキャットは3~4年かかります。なかには5年たってもまだ大きくなる子もいるようです。
体つきは骨格と筋肉がしっかりしていて重厚感があり、たくましい印象です。
体が大きいこともあり、ほかの猫種と比べてゆっくり成長します。
一般的な猫は約1年で成猫サイズになりますが、ノルウェージャンフォレストキャットは3~4年かかります。なかには5年たってもまだ大きくなる子もいるようです。
性格
ノルウェージャンフォレストキャットは穏やかで優しい性格です。
人懐こく、好奇心旺盛で、訪問者など知らない人やほかのペットに対しても、警戒することはほとんどありません。
寒さの厳しい環境で生きてきたという本能から、辛抱強く勇敢でタフな一面もみられます。
飼い主さんと一緒に過ごすことを好むので、猫を飼うのがはじめてでも飼いやすい猫種といわれています。
人懐こく、好奇心旺盛で、訪問者など知らない人やほかのペットに対しても、警戒することはほとんどありません。
寒さの厳しい環境で生きてきたという本能から、辛抱強く勇敢でタフな一面もみられます。
飼い主さんと一緒に過ごすことを好むので、猫を飼うのがはじめてでも飼いやすい猫種といわれています。
毛色
ノルウェージャンフォレストキャットの毛色は主に「ソリッド(単色)カラー」、ホワイトとそのほかの色との「バイカラー(2色構成)」、縦縞模様の「タビー」に分けられます。
色味はブラック、シルバー、ホワイト、ブラウン、レッド、クリームなどがあります。さらに同じ色味でも濃淡があるためカラーバリエーションは大変豊富です。
縦縞柄の「タビー」には、全身に細い縞模様が出る「マッカレルタビー」と、渦を巻いたような幅広の縞模様「クラシックタビー」があります。
マッカレルとはサバのことで、マッカレルタビーは「サバトラ柄」という意味です。
唯一無二の模様と豊富な毛色、そしてもふもふな被毛はノルウェージャンフォレストキャットの魅力の一つといえるでしょう。
色味はブラック、シルバー、ホワイト、ブラウン、レッド、クリームなどがあります。さらに同じ色味でも濃淡があるためカラーバリエーションは大変豊富です。
縦縞柄の「タビー」には、全身に細い縞模様が出る「マッカレルタビー」と、渦を巻いたような幅広の縞模様「クラシックタビー」があります。
マッカレルとはサバのことで、マッカレルタビーは「サバトラ柄」という意味です。
唯一無二の模様と豊富な毛色、そしてもふもふな被毛はノルウェージャンフォレストキャットの魅力の一つといえるでしょう。
平均価格
当サイトでのノルウェージャンフォレストキャットの平均価格は、オスが約20万円、メスが約20万円、全体では約20万円です。
販売中のノルウェージャンフォレストキャットの子猫を見る
メインクーンとの違いは?


▲上:ノルウェージャンフォレストキャット
下:メインクーン
下:メインクーン
顔立ちや鼻筋の違い
メインクーンは、横を向いたときの額から鼻にかけてのラインがゆるやかでくぼみもあります。丸みを帯びた鼻先はメインクーンの特徴でもあり、「ジェントルカーブ」といわれています。
一方、ノルウェージャンフォレストキャットの横顔は額から鼻先までのラインがまっすぐで、くぼみはほとんどみられません。
また、メインクーンは面長で四角い顔立ちをしているのに対し、ノルウェージャンフォレストキャットは逆三角形に近いシュッとした輪郭です。
一方、ノルウェージャンフォレストキャットの横顔は額から鼻先までのラインがまっすぐで、くぼみはほとんどみられません。
また、メインクーンは面長で四角い顔立ちをしているのに対し、ノルウェージャンフォレストキャットは逆三角形に近いシュッとした輪郭です。
耳の違い
メインクーンの耳の先には「リンクスティップ」と呼ばれる飾り毛がついています。
耳の先端からまっすぐ長い毛が生えているのですが、ノルウェージャンフォレストキャットにはありません。
耳の先端からまっすぐ長い毛が生えているのですが、ノルウェージャンフォレストキャットにはありません。
平均価格
当サイトでのメインクーンの平均価格は、オスが約23万円、メスが約18万円、全体では約21万円です。
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ノルウェージャンフォレストキャットの飼い方

しつけ
ノルウェージャンフォレストキャットはとても賢く、飼い主に従順。人に対しての信頼が厚い猫です。また、新しい環境に順応できるタイプで、しつけのしやすい猫種だといわれています。
トイレのしつけ
トイレを設置し、場所を教えることからはじめます。
そわそわとトイレに行きたいそぶりをみせたら、抱っこで連れて行ってあげます。
飼い主さんは抱き上げるときに猫を驚かせないよう気を付けましょう。
これを数度繰り返し、成功体験を重ねてあげることで、学習してもらいます。
ノルウェージャンフォレストキャットは体が大きいため、大型猫用のトイレを用意するのもおすすめです。
そわそわとトイレに行きたいそぶりをみせたら、抱っこで連れて行ってあげます。
飼い主さんは抱き上げるときに猫を驚かせないよう気を付けましょう。
これを数度繰り返し、成功体験を重ねてあげることで、学習してもらいます。
ノルウェージャンフォレストキャットは体が大きいため、大型猫用のトイレを用意するのもおすすめです。
爪とぎのしつけ
爪とぎは猫の本能的行動ですので、爪とぎをしてよい場所を用意してあげます。
爪とぎしてよい場所や爪とぎグッズの前で、猫の両手を持ち、爪とぎをするように上下に動かして、ここはOKの場所だと教えます。何度か繰り返しましょう。
爪とぎしてよい場所や爪とぎグッズの前で、猫の両手を持ち、爪とぎをするように上下に動かして、ここはOKの場所だと教えます。何度か繰り返しましょう。
お手入れ
ブラッシング
ノルウェージャンフォレストキャットはアンダーコート(下毛)とオーバーコート(上毛)の2種の毛が生えたダブルコート種です。ダブルコート種は毎日ブラッシングするのが理想です。
長い毛が集中している首回りやおなか、脇、しっぽなどはとくに丁寧にブラッシングします。毛玉ができていないか毛の根元までかきわけるように確認しながらお手入れをしましょう。
長い毛が集中している首回りやおなか、脇、しっぽなどはとくに丁寧にブラッシングします。毛玉ができていないか毛の根元までかきわけるように確認しながらお手入れをしましょう。
シャンプー
ノルウェージャンフォレストキャットは月に1回程度シャンプーをするのもよいでしょう。
猫のシャンプーは基本的に必要ないものです。
しかし、ノルウェージャンフォレストキャットの被毛は防寒性・防水性が高く、皮脂に薄く覆われているため、ほこりやごみがつきやすい構造をしています。放置すると、黒ずんだり、皮膚上で雑菌が繁殖したり皮膚炎を引き起こしたりする可能性もあるため、月1回の頻度を目安にしましょう。
猫は水に濡れるのを嫌う傾向があるので、シャンプーには子猫のころから慣れさせておきましょう。
猫のシャンプーは基本的に必要ないものです。
しかし、ノルウェージャンフォレストキャットの被毛は防寒性・防水性が高く、皮脂に薄く覆われているため、ほこりやごみがつきやすい構造をしています。放置すると、黒ずんだり、皮膚上で雑菌が繁殖したり皮膚炎を引き起こしたりする可能性もあるため、月1回の頻度を目安にしましょう。
猫は水に濡れるのを嫌う傾向があるので、シャンプーには子猫のころから慣れさせておきましょう。
歯磨き
猫は人間と比べて歯垢から歯石になるスピードが速いため、歯磨きは毎日おこなうのが理想です。
歯垢や歯石は、歯周病を引き起こす原因となるため、少なくとも2~3日に1回は歯磨きをしましょう。
歯垢や歯石は、歯周病を引き起こす原因となるため、少なくとも2~3日に1回は歯磨きをしましょう。
爪切り
2週間に1度程度、長さをチェックします。
猫が爪とぎをするのは爪を短くするためではなく、爪を鋭くするためです。爪とぎをしていても爪切りは必要です。
伸びている爪を放置すると、ケガの原因となってしまいます。定期的にチェックすることを忘れないようにしましょう。
猫が爪とぎをするのは爪を短くするためではなく、爪を鋭くするためです。爪とぎをしていても爪切りは必要です。
伸びている爪を放置すると、ケガの原因となってしまいます。定期的にチェックすることを忘れないようにしましょう。
ノルウェージャンフォレストキャットを飼う際の注意点

熱中症
ノルウェージャンフォレストキャットは全身が豊かな被毛に覆われた、寒冷地出身の寒さに強い猫種です。
暑さには弱く熱中症発症のリスクも高いため、夏場はエアコンの設定温度を26~28度くらいにし、24時間、室温を管理しましょう。
湿度が高い環境も苦手です。梅雨など多湿になる時期は除湿対策も忘れずにおこないましょう。
暑さには弱く熱中症発症のリスクも高いため、夏場はエアコンの設定温度を26~28度くらいにし、24時間、室温を管理しましょう。
湿度が高い環境も苦手です。梅雨など多湿になる時期は除湿対策も忘れずにおこないましょう。
サマーカット
長毛のダブルコート種であるノルウェージャンフォレストキャットは、サマーカットをすることで、暑さがこもるのを軽減できたり、グルーミングで飲み込んでしまう毛の量を減らしたりできます。
ただし、被毛は体温調節や皮膚を紫外線から守る役割があるため、短くしすぎないよう気をつけましょう。毛量の調節や部分カットのみでも十分効果があります。
また、トリミングに慣れていない場合は、じっとしている時間がストレスになってしまうことも。
サマーカットをしたいときは、トリミングサロンや動物病院で相談してみましょう。
ただし、被毛は体温調節や皮膚を紫外線から守る役割があるため、短くしすぎないよう気をつけましょう。毛量の調節や部分カットのみでも十分効果があります。
また、トリミングに慣れていない場合は、じっとしている時間がストレスになってしまうことも。
サマーカットをしたいときは、トリミングサロンや動物病院で相談してみましょう。
運動しやすい環境づくり
もともと森で狩りをして暮らしていた猫なので、非常に運動能力が高い猫種です。室内に広く自由に動き回れるスペースを作ってあげましょう。
ポイントは、キャットタワーやキャットステップを設置したり、棚の上を片付けて上れるようにしたりと、縦の空間づくりを意識することです。
運動神経抜群の猫種ですが、滑り止めマットや落下防止ネットを活用するなど、ケガを防止する対策も忘れずに。
ポイントは、キャットタワーやキャットステップを設置したり、棚の上を片付けて上れるようにしたりと、縦の空間づくりを意識することです。
運動神経抜群の猫種ですが、滑り止めマットや落下防止ネットを活用するなど、ケガを防止する対策も忘れずに。
ノルウェージャンフォレストキャットがかかりやすい病気、寿命

注意したい病気
肥大型心筋症
心臓の筋肉が肥大化し、血液を送り出す機能が弱まってしまう病気です。
体に酸素が十分に行き届かなくなることから、疲れやすくなる、食欲が低下するなどの症状がみられます。
今のところ明確な予防法はありませんが、遺伝性疾患の一つと考えられています。遺伝子検査を実施しているブリーダーから迎えることで対策できるでしょう。
猫の様子をよく観察したり、定期検診をしたりして、早期発見・早期治療を心がけます。
体に酸素が十分に行き届かなくなることから、疲れやすくなる、食欲が低下するなどの症状がみられます。
今のところ明確な予防法はありませんが、遺伝性疾患の一つと考えられています。遺伝子検査を実施しているブリーダーから迎えることで対策できるでしょう。
猫の様子をよく観察したり、定期検診をしたりして、早期発見・早期治療を心がけます。
糖尿病
初期症状として多飲多尿や体重減少などが表れ、進行すると嘔吐や下痢などの症状を引き起こす病気です。
肥満やストレス、偏った食事が原因とされていますが、遺伝や免疫疾患によるケースもあります。
軽度の糖尿病の場合、食事療法や運動療法などをおこなって治療します。
はっきりとした予防法は確立されていませんが、日常生活のなかでバランスの取れた食事を与えて、ストレスとなる要因を取り除いてあげられるように心がけましょう。
そのほか、飲水量やおしっこの量、猫の体重などをチェックして、異変にすぐ気付けるようにすることが大切です。
肥満やストレス、偏った食事が原因とされていますが、遺伝や免疫疾患によるケースもあります。
軽度の糖尿病の場合、食事療法や運動療法などをおこなって治療します。
はっきりとした予防法は確立されていませんが、日常生活のなかでバランスの取れた食事を与えて、ストレスとなる要因を取り除いてあげられるように心がけましょう。
そのほか、飲水量やおしっこの量、猫の体重などをチェックして、異変にすぐ気付けるようにすることが大切です。
毛球症
毛球症は、毛づくろいの際に飲み込んだ毛が胃や腸などにとどまり、食欲不振や下痢・嘔吐といった症状を引き起こす病気です。
症状が軽度の場合は毛球除去剤を使用し、体外へ出します。場合によっては、手術が必要になるケースもあります。
毎日のブラッシングでできるだけ抜け毛を取り除き、飲み込む毛の量を減らす工夫をしましょう。
症状が軽度の場合は毛球除去剤を使用し、体外へ出します。場合によっては、手術が必要になるケースもあります。
毎日のブラッシングでできるだけ抜け毛を取り除き、飲み込む毛の量を減らす工夫をしましょう。
健康寿命を延ばすために
ノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命は14.0歳です。
飼い主の心がけ次第で、平均寿命よりも長生きする場合もあります。次の3つのことに気を付けて生活し、少しでも長く、愛猫に元気に過ごしてもらいましょう。
参考文献
アニコム 家庭どうぶつ白書(https://www.anicom-page.com/hakusho/)
毎日の運動
ノルウェージャンフォレストキャットは運動神経がよく、高いところに上るのが得意です。
運動不足にならないよう、キャットタワーなどで縦方向の空間を広げ、上下運動ができる環境を整えましょう。
運動不足にならないよう、キャットタワーなどで縦方向の空間を広げ、上下運動ができる環境を整えましょう。
食事の管理
肥満になりやすい猫種のため、バランスのいい食事を心がけ、カロリー過多にならないよう注意しましょう。
長毛種のため、毛づくろいで多くの抜け毛を飲み込んでいる可能性があります。飲み込んでしまった毛の排出をサポートしてくれる毛玉ケア効果のあるフードもおすすめです。
長毛種のため、毛づくろいで多くの抜け毛を飲み込んでいる可能性があります。飲み込んでしまった毛の排出をサポートしてくれる毛玉ケア効果のあるフードもおすすめです。
デンタルケア
キャットフードの食べかすは口腔内に残りやすいため、放置すると歯周病を引き起こす原因になります。そして歯周病は体の健康に大きな影響を与えるので、気を付けなければなりません。
定期的に歯磨きをして食べかすなどの汚れを取り除きましょう。清潔で健康な口内環境をキープすることが大切です。
定期的に歯磨きをして食べかすなどの汚れを取り除きましょう。清潔で健康な口内環境をキープすることが大切です。
ノルウェージャンフォレストキャットのルーツ

誕生の経緯
ノルウェージャンフォレストキャットは北欧神話に登場するほど古くからノルウェーに生息していました。
北欧の厳しい寒さに耐えながらその血をつなぎ、自然交配によって生まれた猫種です。
1930年代にノルウェーの愛猫家たちが、国を代表する猫として「スコグカット(ノルウェージャンフォレストキャットの前身)」を保護・育成する活動をはじめます。しかし第二次世界大戦がはじまると活動は中断され、一時は絶滅寸前にまで追い込まれました。
1975年、ノルウェージャンフォレストキャット専門のサークルが設立され、本格的な育種と保存活動が再開します。
そして1977年、ヨーロッパの猫種登録機関にようやく一つの品種として登録されました。
その後もノルウェージャンフォレストキャットのブリーダーたちは、個体数の維持と品種の固定化のために尽力を続けます。その努力が実り、アメリカやロシアの隣国スウェーデンでも猫種として登録されるようになりました。
北欧の厳しい寒さに耐えながらその血をつなぎ、自然交配によって生まれた猫種です。
1930年代にノルウェーの愛猫家たちが、国を代表する猫として「スコグカット(ノルウェージャンフォレストキャットの前身)」を保護・育成する活動をはじめます。しかし第二次世界大戦がはじまると活動は中断され、一時は絶滅寸前にまで追い込まれました。
1975年、ノルウェージャンフォレストキャット専門のサークルが設立され、本格的な育種と保存活動が再開します。
そして1977年、ヨーロッパの猫種登録機関にようやく一つの品種として登録されました。
その後もノルウェージャンフォレストキャットのブリーダーたちは、個体数の維持と品種の固定化のために尽力を続けます。その努力が実り、アメリカやロシアの隣国スウェーデンでも猫種として登録されるようになりました。
まとめ

長い毛に、ずっしりとしたサイズ感、寒さに強いところなど、猫のイメージを覆す面を持つノルウェージャンフォレストキャット。
人懐こく、甘えん坊で、飼い主と一緒に遊ぶことを好み、なかには自らおもちゃを持ってきて遊びを催促する子もいることから、犬のような猫と表現されることがあります。
猫とたくさんコミュニケーションをとりたい方や、お手入れ好きな方に向いている猫といえるでしょう。
人懐こく、甘えん坊で、飼い主と一緒に遊ぶことを好み、なかには自らおもちゃを持ってきて遊びを催促する子もいることから、犬のような猫と表現されることがあります。
猫とたくさんコミュニケーションをとりたい方や、お手入れ好きな方に向いている猫といえるでしょう。