サイベリアンの特徴

大きさ
体重は4~9kgで、場合によっては10kgを超えることもある大型の猫です。
そんなサイベリアンは、しっかりとした骨格とたくましい筋肉を持つロング&サブスタンシャルタイプ。
「ビア樽」と称されることもあるように、丸くがっしりした体型をしているのが特徴です。
そんなサイベリアンは、しっかりとした骨格とたくましい筋肉を持つロング&サブスタンシャルタイプ。
「ビア樽」と称されることもあるように、丸くがっしりした体型をしているのが特徴です。
性格
温厚で愛情深い性格から、「犬のような猫」といわれることもあるサイベリアン。家族に対して懐きやすく、甘えん坊な猫種です。
ロシア原産で寒さに耐え抜いてきたルーツをもつため、忍耐強い一面もあります。
ロシア原産で寒さに耐え抜いてきたルーツをもつため、忍耐強い一面もあります。
被毛
サイベリアンの被毛はほかの猫種と違い、トリプルコートで毛量が多いのが特徴です。
毛色や毛質もチェックしてみましょう。
毛色や毛質もチェックしてみましょう。
毛色
サイベリアンの毛色は、ブラウン、レッド、クリーム、ホワイト、シルバーなどさまざまです。
また、単色のほか、タビー系やポイントなど多種多様な柄があります。
また、単色のほか、タビー系やポイントなど多種多様な柄があります。
毛質
サイベリアンは、質感の異なる3種類の毛で構成された「トリプルコート」をもつ猫です。熱を逃がさない構造の被毛で全身が覆われています。
トリプルコートをもつ猫は比較的抜け毛が多いため、換毛期には対策が必要です。
トリプルコートをもつ猫は比較的抜け毛が多いため、換毛期には対策が必要です。
水を嫌がらないサイベリアン
猫は水を嫌うことが多い傾向にありますが、サイベリアンは水に対して苦手意識がない珍しい猫種です。
なかには、お風呂や洗面所などで水遊びをする子もいるため、事故を防ぐためにも、お風呂に水が入ったまま放置しないようにしましょう。
なかには、お風呂や洗面所などで水遊びをする子もいるため、事故を防ぐためにも、お風呂に水が入ったまま放置しないようにしましょう。
平均価格
当サイトでのサイベリアンの平均価格は、オスが約24万円、メスが約24万円、全体では約24万円です。
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サイベリアンの飼い方

しつけ
サイベリアンは賢く、我慢強い性格のため、比較的しつけはしやすいといえます。
子猫のうちからトイレの場所や、乗ってはいけない場所などを教えるようにしましょう。
子猫のうちからトイレの場所や、乗ってはいけない場所などを教えるようにしましょう。
お手入れ
ブラッシング
毛球症にならないように、できるだけ毎日ブラッシングをしてあげましょう。
まずは、毛のもつれをとるためにスリッカーブラシでブラッシングします。そのあとにラバーブラシや獣毛ブラシで毛を整えるのがおすすめです。
まずは、毛のもつれをとるためにスリッカーブラシでブラッシングします。そのあとにラバーブラシや獣毛ブラシで毛を整えるのがおすすめです。
シャンプー
猫は自分でグルーミングをするため、基本的にシャンプーの必要はありません。
しかし、汚れが目立つときや換毛期には、シャンプーをしてあげることをおすすめします。抜け毛対策としてシャンプーをするのも効果的です。
しかし、汚れが目立つときや換毛期には、シャンプーをしてあげることをおすすめします。抜け毛対策としてシャンプーをするのも効果的です。
歯磨き
歯磨きをしないと歯周病の原因になるため、毎日おこなうことが理想です。
少なくとも、2〜3日に1回は歯磨きをするように心がけましょう。
少なくとも、2〜3日に1回は歯磨きをするように心がけましょう。
爪切り
2週間〜1カ月に1回程度を目安に爪切りをしましょう。
「猫は自分で爪とぎをしている」と思うかもしれませんが、爪とぎは爪を鋭く保つための行動であり、爪は短くなりません。
爪切りを怠ると、飼い主や同居しているペットが引っ掻かれてケガをするおそれもあります。
さらには、爪が折れてしまい、愛猫自身がケガをしてしまうことも。
愛猫や飼い主の安全を守るためにも、爪切りは必ずおこなってください。爪切りをするのが難しい場合は、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。
「猫は自分で爪とぎをしている」と思うかもしれませんが、爪とぎは爪を鋭く保つための行動であり、爪は短くなりません。
爪切りを怠ると、飼い主や同居しているペットが引っ掻かれてケガをするおそれもあります。
さらには、爪が折れてしまい、愛猫自身がケガをしてしまうことも。
愛猫や飼い主の安全を守るためにも、爪切りは必ずおこなってください。爪切りをするのが難しい場合は、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。
サイベリアンを飼う際の注意点

熱中症に注意
サイベリアンはロシア原産で寒さに強く、被毛はトリプルコートで熱を逃がさないようになっています。
その反面、暑さには弱いため、室温をしっかり管理して熱中症にならないように注意してください。
その反面、暑さには弱いため、室温をしっかり管理して熱中症にならないように注意してください。
抜け毛対策
トリプルコートのサイベリアンは、抜け毛が多いのが特徴です。
猫がグルーミングをする際に毛をたくさん飲み込んでしまうと、おなかに入った毛が大きな毛玉になる可能性があります。
毛玉が大きくなってうんちとして排出できなくなると、嘔吐してしまうケースもあるため、注意が必要です。
毛球症にさせないためにも、毎日ブラッシングをおこないましょう。
猫がグルーミングをする際に毛をたくさん飲み込んでしまうと、おなかに入った毛が大きな毛玉になる可能性があります。
毛玉が大きくなってうんちとして排出できなくなると、嘔吐してしまうケースもあるため、注意が必要です。
毛球症にさせないためにも、毎日ブラッシングをおこないましょう。
サイベリアンがかかりやすい病気、寿命

注意したい病気
肥大型心筋症
肥大型心筋症とは、心臓の筋肉が厚くなり、心機能が低下する原因不明の病気です。
初期に症状がみられることは少なく、ある程度病気が進行すると、元気がなくほとんど寝ている、食欲がない、呼吸が速いなどの症状が表れます。
緊急性がない場合は投薬による治療が一般的ですが、元の状態に戻すのではなく、進行を遅らせることが目的です。
初期に症状がみられることは少なく、ある程度病気が進行すると、元気がなくほとんど寝ている、食欲がない、呼吸が速いなどの症状が表れます。
緊急性がない場合は投薬による治療が一般的ですが、元の状態に戻すのではなく、進行を遅らせることが目的です。
慢性腎臓病
慢性腎臓病は、腎臓がうまく機能していない状態を指します。肥大型心筋症と同じく、原因がはっきりしていません。
病気がまだ進行していない初期は無症状のこともありますが、徐々に多飲多尿、嘔吐、脱水、貧血、食欲不振などのさまざまな症状が表れます。
発症した場合は、腎臓病専用の食事に切り替えたり、薬やサプリメントを服用したりするなど、病気の進行を遅らせるための治療をおこないます。
また、最近では再生医療を取り入れることもあります。
病気がまだ進行していない初期は無症状のこともありますが、徐々に多飲多尿、嘔吐、脱水、貧血、食欲不振などのさまざまな症状が表れます。
発症した場合は、腎臓病専用の食事に切り替えたり、薬やサプリメントを服用したりするなど、病気の進行を遅らせるための治療をおこないます。
また、最近では再生医療を取り入れることもあります。
健康寿命を延ばすために
サイベリアンの平均寿命は13.8歳です。
比較的寿命が長い傾向にあります。以下のポイントに気を付けながら、日々の健康管理をしっかりおこないましょう。
参考文献
アニコム 家庭どうぶつ白書(https://www.anicom-page.com/hakusho/)
適度な運動と食事
サイベリアンは体が大きい分、食事量が多い猫種です。
肥満にさせないために、食事の量を間違えたり、運動不足が続いたりしないようにしましょう。
身体能力が高い猫種なので、キャットタワーなど上下運動できるものを置くと喜んで遊びます。体重のある大型猫が乗っても倒れないものがおすすめです。
肥満にさせないために、食事の量を間違えたり、運動不足が続いたりしないようにしましょう。
身体能力が高い猫種なので、キャットタワーなど上下運動できるものを置くと喜んで遊びます。体重のある大型猫が乗っても倒れないものがおすすめです。
デンタルケア
猫の歯周病は深刻化しやすいため、なるべく毎日歯磨きをしましょう。
歯磨きを嫌がる子も多いため、子猫のうちから慣れさせることが大切です。
歯磨きを嫌がる子も多いため、子猫のうちから慣れさせることが大切です。
室温の管理
サイベリアンは暑さに弱いため、室温には注意してください。
猫が快適に感じる温度は25℃前後といわれていますが、サイベリアンにとっての適温はそれよりも低い傾向にあります。
愛猫の様子をみて、室温を管理するようにしてください。
猫が快適に感じる温度は25℃前後といわれていますが、サイベリアンにとっての適温はそれよりも低い傾向にあります。
愛猫の様子をみて、室温を管理するようにしてください。
サイベリアンのルーツ

誕生の経緯
サイベリアンはロシア原産の猫種で、紀元1000年ごろには存在していたといわれています。
1871年にイギリスでおこなわれた最初のキャットショーに出陳されて人気を得ましたが、当時はロシアからの輸入が制限されていたことから、入手が困難な猫としても知られていました。
その後、1996年に正式に猫種としてTICAに認定され、現在もロシアを代表する猫として国際交流のシンボルになっています。
1871年にイギリスでおこなわれた最初のキャットショーに出陳されて人気を得ましたが、当時はロシアからの輸入が制限されていたことから、入手が困難な猫としても知られていました。
その後、1996年に正式に猫種としてTICAに認定され、現在もロシアを代表する猫として国際交流のシンボルになっています。
まとめ

サイベリアンは、しっかりした体格と豊富な被毛が特徴的な猫です。賢く、温厚な性格の持ち主のため、問題行動も比較的少なく、飼いやすい猫種といえます。
しかし、毛量が多いことで注意が必要な点もあります。ケアを怠ると愛猫の健康に被害が及ぶ可能性もあるため、サイベリアンを迎え入れる前に確認しておきましょう。
サイベリアンが快適に過ごせるように、そして健康で長生きしてくれるように、事前の準備はしっかりとしておいてくださいね。
しかし、毛量が多いことで注意が必要な点もあります。ケアを怠ると愛猫の健康に被害が及ぶ可能性もあるため、サイベリアンを迎え入れる前に確認しておきましょう。
サイベリアンが快適に過ごせるように、そして健康で長生きしてくれるように、事前の準備はしっかりとしておいてくださいね。