アメリカンカールの特徴

大きさ
アメリカンカールの平均的な体重は3〜5kgです。体長は40〜50cm前後で、小型の筋肉質なセミフォーリンタイプ。
頭部が丸みを帯びたくさび型をしているのも、特徴の一つです。
頭部が丸みを帯びたくさび型をしているのも、特徴の一つです。
性格
アメリカンカールは、好奇心旺盛で明るい性格です。
家族への愛情が深く、飼い主やほかのペットとも仲良くできます。甘えん坊の一面も持ち合わせており「猫のピーターパン」と呼ばれることもあるようです。
家族への愛情が深く、飼い主やほかのペットとも仲良くできます。甘えん坊の一面も持ち合わせており「猫のピーターパン」と呼ばれることもあるようです。
被毛
アメリカンカールは、長毛種と短毛種が存在します。シルクのように、なめらかな肌ざわりの被毛が特徴的です。
毛色
ホワイト、ブラウン、レッド、クリーム、ブルー、シルバー、カメオ、シール、キャリコなど、毛色のバリエーションが豊富です。
模様
それぞれの毛色にタビーやマッカレルタビー、クラシックタビー、スポテッドタビーなどの模様が入っています。
耳の形
アメリカンカールの最大の外見的特徴は、耳が反り返っていることでしょう。
90〜180度の間で反り返っていることが多いですが、耳がカールしている角度には個体差があり、180度以上のケースもあります。
90〜180度の間で反り返っていることが多いですが、耳がカールしている角度には個体差があり、180度以上のケースもあります。
平均価格
当サイトでのアメリカンカールの平均価格は、オスが約16万円、メスが約15万円、全体では約15万円です。
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アメリカンカールの飼い方

しつけ
アメリカンカールは人懐っこい性格のため、しつけはしやすいといえます。なわばりへの執着が少なく、多頭飼育もしやすいでしょう。
トイレの場所やしてはいけないことは、根気強く教えてください。
トイレの場所やしてはいけないことは、根気強く教えてください。
お手入れ
ブラッシング
長毛のアメリカンカールの場合、1日2回、最低でも1日1回はブラッシングをしてあげましょう。ピンブラシとコームを使ってブラッシングするのがおすすめです。
短毛のアメリカンカールの場合、1日1回を目安にブラッシングをしてください。ラバーブラシや獣毛ブラシを使って、優しくブラッシングします。
短毛のアメリカンカールの場合、1日1回を目安にブラッシングをしてください。ラバーブラシや獣毛ブラシを使って、優しくブラッシングします。
シャンプー
基本的にシャンプーの必要はありません。しかし、抜け毛を大量に飲み込むと毛球症になってしまうことも考えられます。換毛期の抜け毛対策として、シャンプーをするとよいでしょう。
歯磨き
アメリカンカールも人間と同じく歯磨きが必要。猫の歯磨きは、毎日おこなうのが理想です。歯周病にならないように、子猫のころから習慣づけるといいでしょう。
爪切り
「毎日のように爪とぎをしているから大丈夫」と思ってしまうかもしれませんが、爪とぎは爪を鋭くするための行動なので、爪切りは必要です。爪切りを怠ってしまうと猫自身も飼い主さんもケガをしてしまうおそれがあるため、2週間〜1カ月に1回程度、爪を切り、短く保つようにしてください。
なかには、爪切りを嫌がる猫もいます。飼い主が爪切りをするのが難しいと感じた場合は、動物病院やペットサロンで爪切りをしてもらうのも一つの手です。
なかには、爪切りを嫌がる猫もいます。飼い主が爪切りをするのが難しいと感じた場合は、動物病院やペットサロンで爪切りをしてもらうのも一つの手です。
アメリカンカールを飼う際の注意点

ブラッシングは必須
先述した通り、アメリカンカールが毛球症にならないようにするためにもブラッシングは必須。
アメリカンカールはアンダーコート(やわらかい下毛)が少なく、もつれにくい毛質のためブラッシングはしやすいといえます。ただし、耳周りの毛は絡まりやすいため、念入りにとかしてあげましょう。
アメリカンカールはアンダーコート(やわらかい下毛)が少なく、もつれにくい毛質のためブラッシングはしやすいといえます。ただし、耳周りの毛は絡まりやすいため、念入りにとかしてあげましょう。
運動不足に注意
アメリカンカールは、遊ぶことが大好きです。運動量も比較的多いため、一緒に遊ぶ時間を確保しましょう。上下の運動ができるように、キャットタワーを設置するのがおすすめです。
アメリカンカールがかかりやすい病気、寿命

注意したい病気
外耳炎
特徴的な耳を持つアメリカンカールは、外耳炎になりやすいため注意が必要です。外耳炎は耳のかゆみや悪臭、耳垢の増加などの症状が表れます。外耳炎の治療は、耳洗浄や点耳薬を使うのが一般的。
外耳炎は、耳を清潔な状態に保っておくことで予防ができるため、耳のお手入れはしっかりとしてあげましょう。
外耳炎は、耳を清潔な状態に保っておくことで予防ができるため、耳のお手入れはしっかりとしてあげましょう。
尿路結石
尿路結石とは、尿路に結晶や結石ができる病気です。トイレの回数が増えたり、トイレをしているときに痛がったりします。
また、尿道に結石が詰まって尿路閉塞が起こると、おしっこが出なくなります。おしっこが出なくなると体内に毒素がまわり、尿毒症を引き起こすことも。1日以上おしっこをしていない場合は、すぐに動物病院を受診してください。
尿路結石は、水分をしっかり摂取することで予防できます。普段から愛猫の飲水量にも、注意しておくといいでしょう。
また、尿道に結石が詰まって尿路閉塞が起こると、おしっこが出なくなります。おしっこが出なくなると体内に毒素がまわり、尿毒症を引き起こすことも。1日以上おしっこをしていない場合は、すぐに動物病院を受診してください。
尿路結石は、水分をしっかり摂取することで予防できます。普段から愛猫の飲水量にも、注意しておくといいでしょう。
慢性腎臓病
慢性腎臓病とは、腎臓がうまく機能していない状態を指します。原因はさまざまで、ウイルス感染や外傷、尿路の閉塞などが考えられます。
多飲多尿、嘔吐、脱水、貧血、食欲不振などの症状が出ることもありますが、病気が進行していないときは無症状なことも。
治療をしても、慢性腎臓病により一度壊されてしまった腎臓の組織が回復することはありません。そのため、慢性腎臓病の治療は、食事の管理や投薬によって症状を和らげることが中心です。
しかし、最近では再生医療を取り入れることもあります。
多飲多尿、嘔吐、脱水、貧血、食欲不振などの症状が出ることもありますが、病気が進行していないときは無症状なことも。
治療をしても、慢性腎臓病により一度壊されてしまった腎臓の組織が回復することはありません。そのため、慢性腎臓病の治療は、食事の管理や投薬によって症状を和らげることが中心です。
しかし、最近では再生医療を取り入れることもあります。
健康寿命を延ばすために
アメリカンカールの平均寿命は14.4歳です。
愛猫がより健康で長生きできるように、アメリカンカールに必要なケアをしっかりと確認しておきましょう。
参考文献
アニコム 家庭どうぶつ白書(https://www.anicom-page.com/hakusho/)
耳掃除
アメリカンカールの特徴的な耳ですが、カールしているため汚れやすいといえます。外耳炎を予防するためにも、耳が汚れていないかチェックする習慣をつけましょう。
耳が汚れていた場合は、湿らせたコットンやガーゼで優しく拭き取ってください。耳を強く引っ張ってしまったり、掃除の方法を間違えたりしてしまうと、ケガに繋がることもあるため十分注意してケアしましょう。
耳が汚れていた場合は、湿らせたコットンやガーゼで優しく拭き取ってください。耳を強く引っ張ってしまったり、掃除の方法を間違えたりしてしまうと、ケガに繋がることもあるため十分注意してケアしましょう。
食事の管理
アメリカンカールは太りやすいといわれているため、適切な食事の量を心がける必要があります。低脂肪の食事を選び肥満を防ぐのもおすすめですが、筋肉質な体と美しい被毛を維持するためにはしっかり栄養を取ることも必要。
低脂肪で栄養価の高い食事を選ぶといいでしょう。
低脂肪で栄養価の高い食事を選ぶといいでしょう。
デンタルケア
歯磨きはできるだけ毎日おこないましょう。歯磨きを怠ると歯垢や歯石が歯に付着し続け、歯周病の原因になります。
しかし、なかには歯磨きを嫌がってしまうケースもあるでしょう。その場合は、週に3回程度を目安に歯磨きをし、徐々に慣らしていきます。
しかし、なかには歯磨きを嫌がってしまうケースもあるでしょう。その場合は、週に3回程度を目安に歯磨きをし、徐々に慣らしていきます。
アメリカンカールのルーツ

誕生の経緯
1980年代にアメリカのカリフォルニアで発見された猫が、アメリカンカールのルーツといわれています。シュラミスと名付けられたその猫は耳が外側にカールしており、さらにその猫が産んだ子猫も4匹中2匹の耳がカールしていました。
そしてその後、キャットショーに出陳され脚光を浴び、本格的に育種されました。アメリカンカールは、猫種の発見から公認されるまで12年ほどで、比較的早く認知された猫といえます。
そしてその後、キャットショーに出陳され脚光を浴び、本格的に育種されました。アメリカンカールは、猫種の発見から公認されるまで12年ほどで、比較的早く認知された猫といえます。
まとめ

アメリカンカールは人懐っこい性格で遊ぶのが大好きです。一緒に遊ぶ時間を確保し、たくさんコミュニケーションを取るのがおすすめ。
耳が反り返っているのが特徴的ですが、その分耳のケアには注意が必要です。外耳炎を予防するためにも、耳が汚れていないかの確認は習慣づけましょう。
また、ブラッシングはしっかりおこない、毛球症にならないように注意してください。
アメリカンカールが健康で過ごせるように、しっかり準備をしてから迎えてあげましょう。
耳が反り返っているのが特徴的ですが、その分耳のケアには注意が必要です。外耳炎を予防するためにも、耳が汚れていないかの確認は習慣づけましょう。
また、ブラッシングはしっかりおこない、毛球症にならないように注意してください。
アメリカンカールが健康で過ごせるように、しっかり準備をしてから迎えてあげましょう。