シンガプーラの特徴

大きさ
シンガプーラの最大の特徴は、その小さな容姿です。純血種として扱われている猫種では世界最小で、体重はオス2.7~3.6kg、メス2.3~2.7kgほど。平均的なサイズの猫よりもひと回り以上小さな体をしています。
筋肉質なコビータイプに近い、セミコビータイプのシンガプーラは、小さいながらも比較的どっしりとした体格をしています。四肢・胴体・しっぽはコビータイプに比べると長く、スタイルのよさが魅力です。
やや上がりめの丸く大きな瞳は、アイラインが入ったようにぱっちりとしています。やや離れ気味についたかわいらしいカップ状の耳も、小さなシンガプーラのキュートさをより印象づけているように見られます。
筋肉質なコビータイプに近い、セミコビータイプのシンガプーラは、小さいながらも比較的どっしりとした体格をしています。四肢・胴体・しっぽはコビータイプに比べると長く、スタイルのよさが魅力です。
やや上がりめの丸く大きな瞳は、アイラインが入ったようにぱっちりとしています。やや離れ気味についたかわいらしいカップ状の耳も、小さなシンガプーラのキュートさをより印象づけているように見られます。
性格
シンガプーラは小さな体のかわいらしいイメージとは異なり、好奇心旺盛で行動的な性格です。とても遊び好きで、棚の上や人の肩など高いところに乗りたがります。
飼い主さんとのコミュニケーションを好む愛情深い性格をもつ猫なので、一緒に遊んであげると喜ぶでしょう。
また、シンガプーラは比較的鳴き声が小さい猫といわれています。マンション暮らしでも安心して飼える人気の猫種です。
飼い主さんとのコミュニケーションを好む愛情深い性格をもつ猫なので、一緒に遊んであげると喜ぶでしょう。
また、シンガプーラは比較的鳴き声が小さい猫といわれています。マンション暮らしでも安心して飼える人気の猫種です。
被毛・毛色
短毛種で、絹のように細い毛はつややかな触り心地です。毛の1本1本に明るい色と暗い色の帯があるティッキングは、根元から先端にかけて色が濃くなります。
公認されている毛色は、アイボリーの地色に濃褐色のティッキングをもつセピアアグーティです。
シンガプーラは、短毛種なので比較的お手入れが簡単です。きれいな毛並みを保つために定期的なブラッシングをおこないましょう。コミュニケーションの一環にもなります。
公認されている毛色は、アイボリーの地色に濃褐色のティッキングをもつセピアアグーティです。
シンガプーラは、短毛種なので比較的お手入れが簡単です。きれいな毛並みを保つために定期的なブラッシングをおこないましょう。コミュニケーションの一環にもなります。
平均価格
当サイトでのシンガプーラの平均価格は、オスが約24万円、メスが約28万円、全体では約26万円です。
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シンガプーラを飼う際の注意点

温度管理
毛が短いうえに温暖気候のシンガポール生まれのため、比較的暑さには強いですが、寒さは苦手な猫種です。寒さが厳しい時期には室温を高めに設定するとよいでしょう。
猫用こたつや湯たんぽなどの暖房グッズを使うのもおすすめです。
猫用こたつや湯たんぽなどの暖房グッズを使うのもおすすめです。
遊べる環境づくり
活発で遊び好きな猫種なので、キャットタワーなど上下運動できるものを設置しましょう。棚やタンスの上にも登る可能性があるため、危険なものは置かないように注意が必要です。
運動不足や飼い主とのコミュニケーション不足によってストレスがたまってしまうことも……。おもちゃなどを使って一緒に遊ぶ時間も確保するよう心がけてください。
運動不足や飼い主とのコミュニケーション不足によってストレスがたまってしまうことも……。おもちゃなどを使って一緒に遊ぶ時間も確保するよう心がけてください。
シンガプーラの歴史

「シンガプーラ」という名は、シンガポールを意味します。その名のとおり、シンガプーラはもともとシンガポールに住み着いていた猫です。
下水溝に住み着いていたこの猫は「ドレインキャット」と呼ばれていた野良猫で、現地の人から関心を集めることはありませんでした。
下水溝に住み着いていたこの猫は「ドレインキャット」と呼ばれていた野良猫で、現地の人から関心を集めることはありませんでした。
シンガプーラの品種化
1970年代初頭、シンガポールに赴任していたアメリカ人科学者のハル・メドウは、とても小さな体をしているドレインキャットを譲り受け、帰国の際に持ち帰り繁殖を開始します。
ハルは、妻トミーとともにアビシニアンの繁殖もおこなう愛猫家です。シンガポールから持ち帰った猫の繁殖は順調に進み、小さく愛らしい容姿をもつ猫たちが誕生。シンガポールにルーツをもつ猫であることから、シンガプーラと名付られました。
繁殖開始後、シンガプーラは早い段階で注目されはじめ、1979年にはTICA(The International Cat Association)、1988年にはCFA(The Cat Fanciers‘ Association)のチャンピオンシップにも登録され愛猫家の間で人気を集めていきます。
ハルは、妻トミーとともにアビシニアンの繁殖もおこなう愛猫家です。シンガポールから持ち帰った猫の繁殖は順調に進み、小さく愛らしい容姿をもつ猫たちが誕生。シンガポールにルーツをもつ猫であることから、シンガプーラと名付られました。
繁殖開始後、シンガプーラは早い段階で注目されはじめ、1979年にはTICA(The International Cat Association)、1988年にはCFA(The Cat Fanciers‘ Association)のチャンピオンシップにも登録され愛猫家の間で人気を集めていきます。
シンガプーラ=アビシニアン?
メドウ夫妻によって、アメリカで繁殖が開始されたシンガプーラ。誕生した猫は、アビシニアンに似た「ティッキング」と呼ばれる特徴の毛並みをもっていました。ティッキングとは、一本の毛に異なった色の帯があることをいいます。
アビシニアンに似た特徴をもつシンガプーラは、純粋な土着猫かどうかの判断が確定できず、アビシニアンとのハイブリッド(人工的な交配・異種交配)であるという見方もあります。
これは、メドウ夫妻がアビシニアンやバーミーズの繁殖にも取り組んでおり、愛猫のアビシニアンを赴任先のシンガポールに持ち込んだという記録があることに理由があります。意図しておらずとも、交雑の可能性があるのではないか……という訳です。
しかし、メドウ夫妻が野良猫を譲り受けて育てたという事実に誤りはなく、TICA・CFAともに公認が取り消されることはありませんでした。
現在では、希少種の一つとして世界中で知られる猫種となりました。
アビシニアンに似た特徴をもつシンガプーラは、純粋な土着猫かどうかの判断が確定できず、アビシニアンとのハイブリッド(人工的な交配・異種交配)であるという見方もあります。
これは、メドウ夫妻がアビシニアンやバーミーズの繁殖にも取り組んでおり、愛猫のアビシニアンを赴任先のシンガポールに持ち込んだという記録があることに理由があります。意図しておらずとも、交雑の可能性があるのではないか……という訳です。
しかし、メドウ夫妻が野良猫を譲り受けて育てたという事実に誤りはなく、TICA・CFAともに公認が取り消されることはありませんでした。
現在では、希少種の一つとして世界中で知られる猫種となりました。
まとめ

公認純血種のなかでは、世界最小の猫といわれているシンガプーラ。かわいらしい小さなサイズの体が魅力の猫種です。好奇心旺盛で愛情豊かな性格をもっているので、多少のいたずらは許してしまうかもしれませんね。また、シンガプーラは鳴き声も小さくお手入れも比較的簡単で飼いやすい猫種です。小型の猫を迎え入れたい方は、候補の一つとしてみてはいかがでしょうか。
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