シャム(サイアミーズ)の特徴

大きさ
シャムの体長は約25〜27cm、体重は約2〜5.5kgです。
細くしなやかな体つきをしており、長い手足とスリムな顔、大きな耳が特徴です。
細くしなやかな体つきをしており、長い手足とスリムな顔、大きな耳が特徴です。
性格
シャムはマイペースな性格の持ち主でありながら、人懐っこく、寂しがりやで甘えん坊な一面もあります。
話しかけるように鳴くこともあるほど、飼い主とコミュニケーションをとるのが大好きです。
話しかけるように鳴くこともあるほど、飼い主とコミュニケーションをとるのが大好きです。
毛色
シャムの被毛は短毛でシングルコートです。
毛色はシールポイント、チョコレートポイント、ブルーポイント、ライラックポイントが基本ですが、そのほかにレッド、トーティ、シナモン、フォーン、クリームもあります。
顔、足先、しっぽの毛色が濃いことも、シャムの特徴といえます。
毛色はシールポイント、チョコレートポイント、ブルーポイント、ライラックポイントが基本ですが、そのほかにレッド、トーティ、シナモン、フォーン、クリームもあります。
顔、足先、しっぽの毛色が濃いことも、シャムの特徴といえます。
平均価格
当サイトでのシャム(サイアミーズ)の平均価格は、オスが約22万円、メスが約23万円、全体では約22万円です。
シャム(サイアミーズ)の飼い方

しつけ
シャムは賢く、比較的しつけをしやすい猫種といえます。しつけをするときは、一貫性を持ってしつけることを心がけましょう。
また、トイレのしつけは子猫のうちからおこなうことをおすすめします。
また、トイレのしつけは子猫のうちからおこなうことをおすすめします。
お手入れ
ブラッシング
短毛でシングルコートのシャムは、お手入れが比較的ラクだといえます。
週に2〜3回程度、ブラッシングをしてあげるのが理想です。
週に2〜3回程度、ブラッシングをしてあげるのが理想です。
シャンプー
シャンプーは、基本的には必要ありません。
しかし、シングルコートとはいえ抜け毛があるため、気になる場合はきれいに洗ってあげるとよいでしょう。
しかし、シングルコートとはいえ抜け毛があるため、気になる場合はきれいに洗ってあげるとよいでしょう。
歯磨き
シャムに限らず、猫も人間同様、毎日歯磨きをするのが理想です。
歯周病対策として、少なくても2〜3日に1回は歯磨きをすることをおすすめします。
子猫のころから歯磨きをおこなって、慣れさせておくことが大切です。
歯周病対策として、少なくても2〜3日に1回は歯磨きをすることをおすすめします。
子猫のころから歯磨きをおこなって、慣れさせておくことが大切です。
爪切り
「猫は爪とぎをするから爪切りは必要ない」と思う方もいるかもしれませんが、爪とぎをしていても爪の長さや鋭さは変わらないため、爪切りは欠かせません。
鋭い爪のまま過ごしてしまうと、カーテンやソファに引っかかり、ケガをしてしまうことも考えられます。
日ごろから爪が伸びていないかチェックして、2週間〜1カ月に1回程度は爪切りをするようにしてください。
鋭い爪のまま過ごしてしまうと、カーテンやソファに引っかかり、ケガをしてしまうことも考えられます。
日ごろから爪が伸びていないかチェックして、2週間〜1カ月に1回程度は爪切りをするようにしてください。
シャム(サイアミーズ)を飼う際の注意点

おしゃべり好き
シャムは飼い主のことが大好きな子が多く、よく鳴く猫として知られています。人と触れ合うことを好むため、スキンシップをとる時間をつくってあげましょう。
しかし、シャムの要求に応え続けてしまうと鳴きやまなくなるおそれもあるため、過剰な要求鳴きには応じないように気を付けてください。
しかし、シャムの要求に応え続けてしまうと鳴きやまなくなるおそれもあるため、過剰な要求鳴きには応じないように気を付けてください。
寒さが苦手
シャムは暑い国がルーツの猫種のため、寒さが苦手な子も多いです。夏の温度管理だけでなく、冬の室内の温度にも気を付けてあげましょう。
体を丸めている、毛布にくるまって出てこない、窓に近づかないといった様子が見られたら、寒がっているサインかもしれません。
室温を上げる、猫用の暖かいグッズを活用するなど、状況に合わせて対策を取りましょう。
体を丸めている、毛布にくるまって出てこない、窓に近づかないといった様子が見られたら、寒がっているサインかもしれません。
室温を上げる、猫用の暖かいグッズを活用するなど、状況に合わせて対策を取りましょう。
シャム(サイアミーズ)がかかりやすい病気、寿命

シャムがかかりやすい病気と寿命をご紹介します。どのような症状がみられるのかを事前に知っておくことで、病気の早期発見につながる可能性が高くなります。健康寿命を延ばすためにも、確認しておきましょう。
注意したい病気
喘息
気管支が炎症を起こすことで気道が狭くなって発症します。
原因はアレルギーによるものが多いと考えられているため、アレルゲンとしてあげられるたばこの煙、ハウスダスト、芳香剤には気を付けましょう。
こまめに空気を入れ替えたり、空気清浄機を使ったりするなどして、生活環境を整えてあげることが大切です。
原因はアレルギーによるものが多いと考えられているため、アレルゲンとしてあげられるたばこの煙、ハウスダスト、芳香剤には気を付けましょう。
こまめに空気を入れ替えたり、空気清浄機を使ったりするなどして、生活環境を整えてあげることが大切です。
斜視
斜視とは、見ようとするものに両目の視線が向かわず、片目が違う方向を向く状態のことです。
シャム特有のポインテッド柄(鼻先や足先だけに色がある毛柄)は、サイアミーズ遺伝子とダイリュート遺伝子によって作られています。この2つの遺伝子はメラニンの生成を抑える役割をもっていますが、低い温度だと遺伝子が働かず色が濃く出るため、シャムのポインテッド柄が出てきます。
そして、この作用が網膜にも及ぶと、斜視になってしまいます。
斜視は命に関わるものではありませんが、立体感覚や奥行きを把握しづらくなります。
また、後天的に斜視が起きた場合は、脳や眼球に異常があるケースも考えられるので、動物病院を受診することをおすすめします。
シャム特有のポインテッド柄(鼻先や足先だけに色がある毛柄)は、サイアミーズ遺伝子とダイリュート遺伝子によって作られています。この2つの遺伝子はメラニンの生成を抑える役割をもっていますが、低い温度だと遺伝子が働かず色が濃く出るため、シャムのポインテッド柄が出てきます。
そして、この作用が網膜にも及ぶと、斜視になってしまいます。
斜視は命に関わるものではありませんが、立体感覚や奥行きを把握しづらくなります。
また、後天的に斜視が起きた場合は、脳や眼球に異常があるケースも考えられるので、動物病院を受診することをおすすめします。
乳び胸
リンパ液(乳び)が胸にたまり、肺を膨らませなくなる病気です。
はっきりとした原因はわかっておらず、症状としては、呼吸困難や咳、食欲低下などがみられます。
治療には投薬のほか、胸にたまった液体を抜くことなどがありますが、完治させるためには手術が必要です。
はっきりとした原因はわかっておらず、症状としては、呼吸困難や咳、食欲低下などがみられます。
治療には投薬のほか、胸にたまった液体を抜くことなどがありますが、完治させるためには手術が必要です。
健康寿命を延ばすために
シャムの平均寿命は12〜15歳です。
いつまでも健康で長生きできるように、以下のポイントを心がけましょう。
いつまでも健康で長生きできるように、以下のポイントを心がけましょう。
毎日の運動
シャムは飼い主と遊ぶことが好きな猫種のため、1日15分程度は遊ぶ時間をつくって運動させましょう。
キャットタワーを設置して、上下運動ができる環境を用意するのがおすすめです。
キャットタワーを設置して、上下運動ができる環境を用意するのがおすすめです。
食事の管理
シャムは食欲旺盛な子も多いですが、食べすぎは肥満につながる可能性があります。
健康寿命を延ばすためにも、食事の管理はきちんとおこないましょう。
健康寿命を延ばすためにも、食事の管理はきちんとおこないましょう。
デンタルケア
猫の歯周病は、最悪の場合死に至ることもあるといわれています。
日ごろのデンタルケアを怠らないことが重要です。
日ごろのデンタルケアを怠らないことが重要です。
シャムのルーツ

誕生の経緯
シャムは、タイの王室に愛されていた猫として知られています。
タイの王族から、バンコクに赴任していたイギリス総領事へシャムが贈られ、その後イギリスへ持ち帰った結果、タイ以外にもシャムが広まっていきました。
日本でも1950年代に人気が出はじめ、それ以降親しまれています。
タイの王族から、バンコクに赴任していたイギリス総領事へシャムが贈られ、その後イギリスへ持ち帰った結果、タイ以外にもシャムが広まっていきました。
日本でも1950年代に人気が出はじめ、それ以降親しまれています。
まとめ

人懐っこい性格でありながらマイペースな一面も持ち合わせる、シャム。その見た目の美しさから、ほれこむ人も多いでしょう。飼い主と遊ぶことが大好きなため、一緒に遊ぶ時間を確保してあげることが大切です。キャットタワーやキャットウォークを設置し、上下運動ができる環境を整えて、たくさん遊ばせましょう。
シャムが健康でいられるように、しっかりと準備をしてからお迎えしてください。
シャムが健康でいられるように、しっかりと準備をしてからお迎えしてください。