余命宣告をされた日から、終末医療について思い悩み続ける日々でした。
ブリーダーをしていると、一般の飼い主様よりも多くの別れを避けて通ることは出来ません。
心から愛される飼い主様にお渡しし、華々しい門出から沢山の幸せを頂いております。
幸せに満ちた門出だけではなく、共に暮らすペットはいつか亡くなる命でもあります。
哀しい旅立ちは何度経験しても慣れる事はありません。
命の時間が限られ根治回復が難しい状態になった時、痛み苦しみの緩和治療が主となります。
医療技術で痛みは取ってあげる事は出来ますが、呼吸の苦しみを取る事は出来ません。
チャチャコは病症から肺に水が溜まり、抜いても抜いても溜まります。
溜まった水を抜くのも肺に直接注射針を刺して抜くしかなく痛みを伴います。
治療方法がなく余命宣告され、苦しみをとってあげれない時に飼い主は安楽死の選択を迫られます。
苦しいけれど少しでも延命治療して自然死か、苦しむ前に安楽死か、苦しみ出してから安楽死か、、、
どんなに考えても正解のない答えを見出す事が出来ません。
10日ほど前からドライフードを食べれなくなり、5日ほど前からウエットフードも食べれなくなりました。
唯一最後に口に出来るのはペースト状のオヤツのみ、、
どんどん痩せ細り肩で息する姿を見ながら毎日悩んで安楽死を決意しても、病院に行く前に頑張ってオヤツを舐めようとする姿を見て、やっぱり安楽死の決意が出来ない日が何日も続きました。
しかし肩で息ではなく、か細くヒューヒューと音がなるような、浅くて早い呼吸を全身でするようになり、立ち上がる事さえ辛そうで、ペースト状のオヤツを舐めることさえ出来ない姿をみて安楽死を決意しました。
獣医さんもここから先はどんどん苦しくなると、、、
仕方のない事とは言え辛く哀しい、、、
今このブログを書いていても思い出すと涙が溢れて止まりません。
ブリーダーとして最初に決めた信念、これからも自分が携わる猫達は1頭たりとも不幸にしないとチャチャコに誓い、1月13日19時15分、苦しまず安らかに眠ることが出来る旅立ちを決意し見送りました。
チャチャコちゃん、我が家に産まれて幸せでしたか?
幸せだったと思って貰えたなら、次に生まれ変わっても必ず我が家に来て下さいね。
待ってます
