藤橋有香ブリーダーのブログ｜FIP（伝染性腹膜炎）と猫コロナフリーについて。(22.12.29)

『すごいご報告があります！』

当キャッテリーでは、2022年12月から猫コロナウイルス（FCoV)フリーを達成することが出来るようになりました！！
恐らく日本では初めてのコロナフリー達成可能なキャッテリーだと思います。
猫コロナウイルスフリーであれば、FIP（伝染性腹膜炎）を発症することはありません
(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡

少し前までは生後4週齢の離乳の時期に子猫達を大人の猫から離せば、コロナウイルスフリー（FcoV陰性）の子猫を作ることができるといわれていましたが、これは100%確実ではないし、恐らく根拠がないと思います。
実際に当キャッテリーで実施した結果は陽性でした・・・

当キャッテリーの方法はとてもかんたんで、お薬を投与するだけです。
その後、便検査を動物病院に依頼しPCR検査をして陰性を確認致します。
FIPで悲しい思いをしたご家族様多いですよね・・・そんなご家族様は、是非ご相談ください。

FIPはFCoVの突然変異で発症します。

『FCoV（猫コロナウイルス）はFECV（猫腸コロナウイルス）とFIPV（伝染性腹膜炎ウイルス）のふたつのタイプに分かれるのですが、難しいお話なのでここでは省略します』

猫コロナウイルスは、純血猫ちゃんの90％以上（野良猫ちゃんは50％程度と聞くことがあります）が保有していると言われいて、そのうちの10％程度がFIPを発症します。
発症の時期は3歳程度までの若い猫に多く、1歳未満が70％以上と言われ致死率はほぼ100％です。
発症のメカニズムは解明されていませんが、ストレスによる免疫力低下が原因で発症すると言われることが多いです。
最近では国内未承認のお薬を84日連続投与する事で助かることが多く話題にもなっていますが、治療費は子ねこでも100万以上と高額になり、クラウドファンディング等で治療費を集めている方をよく見かけます。

今回のコロナフリーの達成は本当に素晴らしい事だと思います。
猫コロナフリーにご興味のあるご家族様いらっしゃいましたら是非お問い合わせください。