ブリーダーから新しいご家族として迎えた子犬のワクチン接種に動物病院を訪ねたところ、動物病院から『マイクロチップ装着証明書』や『血統書』の提示を求められたが、受け取っていないこと。手順や流れ、時期的なご不安を抱えていらっしゃる内容でした。
子犬子猫に共通の事案でしたので、以下の通り当舎から情報提供をさせていただきました。
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ミテミテご相談コーナー〈当舎回答〉
※転載※
子猫ブリーダーの冨岡と申します。犬猫の違いのない事案でしたので、ご投稿主様の疑問に私共から情報提供をさせていただきます。よろしければご参照くださいませ。
①『マイクロチップ装着証明書』
こちらは獣医師からブリーダーに対する証明書ですので、ペットオーナー様にお渡しすることはありません。
ブリーダーはこの『マイクロチップ装着証明書』をもとに、環境省環境大臣指定登録機関である日本獣医師会運営の登録ページからマイクロチップ情報登録を行い『マイクロチップ登録証明書』を受け取ります(通常は電子申請で即時ダウンロード受け取り)
また直近の改正法に基づきブリーダーは新しいペットオーナー様に、この『マイクロチップ登録証明書』をお渡しする義務があります。ご投稿主様が、もしこれを受け取っていらっしゃらないようでしたら、先ずは子犬を譲り受けたブリーダー様にお尋ねして請求した方が良いでしょう。
新しくペットオーナー様になられる方は、この『マイクロチップ登録証明書』をもとに同機関に「所有者の変更登録」を行い、新しい『マイクロチップ登録証明書』を受け取ります。詳細は下記URLから環境省の案内をご参照ください。
https://reg.mc.env.go.jp
お話の流れから、恐らく狂犬病ワクチンをお願いする動物病院からは、この『マイクロチップ登録証明書』を持参するよう言われたのではないでしょうか。
ちなみに、登録期限は取得後30日以内、変更登録費用は、改正法施行当初は300円でしたが、現在400円となっております。
②また、血統書団体によって血統犬同士の繁殖であっても、異種血統交配などにより雑種扱いとなる血統書が発行してもらえない子犬や子猫もブリーディングされる場合もありますので必ずしも血統書があるとは限らない場合もあります。こちらも購入されたブリーダー様若しくはペットショップにご確認された方がよろしいかと思われます。
③なお、狂犬病予防ワクチン接種に血統書提示の法的義務はありません。行かれた動物病院には、この辺りの経緯をお話されてみてはいかがでしょうか。
ほんの少しでもご参考になれば幸いです。
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当舎では、お迎えいただきました新しいオーナー様には、血統書は子猫のお引き渡し時にお渡し出来るよう努めており、勿論、血統書の原本をお渡しいたしております♪✨
お問い合わせをいただきましたお客様が不安を抱くことのないよう充分なご案内に努めております。少しでも不安な気持ちが安心へと繋がるよう、どうぞお気軽にお声掛けくださいませ♪🍀✨
