猫ちゃんの電車移動について

猫ちゃんと一緒に電車に乗る事はできます。


JRはじめ地下鉄や私鉄各社のWebサイトを確認すると、長さが70cm以内で縦・横・高さの合計が90cm程度というのが一般的です。その大きさのケージの中に顔を含めた全身が入ることが、電車に乗る際の条件となっています。

まず猫ちゃんを入れるケージとしては通常ここまでのサイズは必要ありません。(8時間を超える移動や複数頭数一緒での移動は別ですが)通常は猫がギリギリ向きを変えれるサイズがBESTです。※余りサイズが大きすぎると揺れた際安定しない為。

乗車料金は鉄道会社によって異なり、料金がかかる場合と無料の場合があります。料金がかかるのは、例えばJR。有人改札でケージやバッグを見せ、手回り品きっぷ（290円 ※2022年4月時点の料金）を購入する必要があります。JRのほか、おもに近畿地方を走る阪急電鉄や近畿日本鉄道、福岡を走る西日本鉄道（西鉄）などの私鉄でも同様に手回り品料金がかかります。

東京近郊を走る地下鉄や私鉄は無料の場合がほとんどですが、念のため事前に問い合わせるか、乗車の際に有人改札で確認をしておくことをおすすめします。

猫と一緒に電車に乗る際、ケージやキャリーバッグのほかに、以下のような準備があると安心です。

1、タオル等
用意しておくと、猫が粗相をした際などに役立ちます。タオルよりも使い捨てできるペットシーツとうんちをした場合のウェットティッシュがオススメです。個人的には200枚で1000円前後のペラペラのペットシーツ4〜5枚とコストコの赤ちゃん用のお尻拭きが1ヶがBESTだと思います。
2．水、フード
基本的に10時間を超える移動以外はフードは必要ございません。水については猫が脱水症状を起こさないよう、時々、水分補給が必要ですが、夏場や温度が上がる状態では3時間置きぐらいには給水した方が良いでしょう。フードについては、乗り物酔いをして嘔吐してしまうおそれがあるので移動中の食事は避けた方が無難ですが、缶詰一缶持っていると水分補給になるので良いでしょう。
3、餌入れ/水入れ
移動中の餌は成猫でも大さじ山盛り一杯程度/子猫なら小さじ一杯程度で十分です。水は吸水器で飲める子はケージに吸水器をつけておけば良いです。当店では猫の水の飲み方の構造上お皿であげてます。その為移動際は小さなプラスチック皿(100均の園芸用の小皿)を餌用と水用2枚用意しております。
4．トイレ
長時間の移動8時間以上予想される場合は、トイレを持参すると安心です。1日超える場合はケージは成猫で40x70x40(縦・横・高さ　cm)くらいのサイズにトイレを入れて移動します。
8時間〜24時間の間は通常の移動ケージにペットシーツと割き紙を入れておきます。
そのほか、猫が安心できるよう、お気に入りのおもちゃなどを用意してもよいでしょう
⒌リード、ハーネス
室内飼いが基本の猫の場合、暮らし慣れた家から出て外の世界に行くというのは、とても不安なことです。びっくりして、ケージを開けた時に逃げ出してしまうことも少なくありません。基本的に餌や水　ケージの清掃などは閉鎖された空間(トイレなど)で行う方が良いでしょう。
リードやハーネスに慣れている子はを装着しておきましょう。なお、猫は骨格の関係で首輪のすっぽ抜けが多いため、リードは首輪ではなくハーネス、もしくはリード装着用の金具の付いたベストなどに付けたほうがよいでしょう。