冨岡利枝ブリーダーのブログ｜トイレの砂（ペレット等）は何を選べば良い？(24.9.8)

そもそも猫砂を使用せず細長く裂いた紙を使用していたり、トイレの大きさに対して、ザルが見えている程のごく少量の猫砂しか使用しないブリーダー様やショップをよく見かけますが、消臭面・衛生面の問題に加えて、お客様が子猫をお迎え後に子猫が上手くトイレを使えないケースも考えられますので、適切な量の猫砂の使用をお勧めいたします。

当舎では、初めて猫を飼うというお客様が悩まれる点の一つとして、トイレの砂は何を選んだら良いかわからないというご質問をよくお受けします。

結論から言えば、お客様の暮らしもお考えも様々ですので、それぞれの猫砂には一長一短があり、何を優先に選ぶかによってどれが正解とは言えないでしょう。

その中で、注目したいのは安全性、片付け易さ、消臭力、猫自身の快適性、有害性の有無、コスパ等々。

当舎では猫への有害性を最優先に考慮し「くずれるタイプ」の木製ペレットを使用しています。

猫砂の多くは、猫自身が口にすると有害なものを含んでいます。特に子猫はペレットも口にしますので、どんな不都合が生じるかを考えた結果「固まるタイプ」は消去の対象となりました。
理由は「バインダー」と言われるいわゆる糊材が使用されていることから、体内から排出されなければ、開腹術にもなりかねない危険性を感じるからです。

類似の理由から、ベントナイト(粘土鉱物)の猫砂はどうか？シリカゲル(乾燥剤)はどうか？など。

商品化されてどの店舗にも並んでいる製品だからなのか、検索しても大きな心配をするほどの情報は余り見つからないにしても、やはり化学物質を使っていないものがベターという情報に行き着きます。

当舎では、木製ペレット(くずれるタイプ) に落ち着き、ご成約のお客様にもお勧めしています。

安全第一、天然木材の香りも良く、可燃ゴミとしても捨てやすい製品です。