
突然ですが
キトンミルという言葉皆さまはご存じですか?
私は知りませんでした…。
最近になり知りましたので検索してみました。
≪仔猫工場≫という意味でした。
つまり営利のみ目的で次々と仔猫を産ませているキャッテリーの事を指します。

例えば
まだたくさん新しいご家族が見つからない仔猫達がいるのに次々と交配して毎月複数の母猫に出産をさせて行く。
結果行き場のない仔猫を増やしてしまう事になります。

本来出産の回数は1年に1度が理想とされていますが
発情が強ければやむなく2回…。
我が家では逆に男嫌いで出産経験のない女子や
3〜4歳でも1回しか出産したことがない女子が
複数頭おりますので
そんな次々と交配して簡単に仔猫を産ませるなんて
考えられない事でとても驚きました。

例えば1頭の母猫が3頭位の赤ちゃんを産んでも
前日とは一転お迎え頂くまで大変気を使いますのに
そんな仔猫が常時何十頭もいるなんて
全く未知の世界でその子達に加え親猫さん達を
どのようにお世話しているのか?行き届くのか?
従業員さんにお世話させているのかしら?
心配になってしまいました。

お迎え下さる皆さまは一般のご家庭でございますから
一度お迎えされたら
長ければ20年は1人の猫さんと過ごされるわけです。
ですからそんなにたくさんの猫さんをお迎えする事は稀だと思います。
ですのでそんなに簡単に次々と
新しいご家族がみつかる訳は無いと思うのです。

近年の野良猫や保護猫の問題ー
避妊虚勢などの活動にご尽力される方々の事を考えますとー
反対にブリーダーだけが公に≪増やす≫事を
認められているのですから
乱繁殖は決してしてはならない…
むやみに数を増やしてはならない…
と改めて考えさせられました。
むやみに出産させて数を増やしていったなら
いずれは純血種そのものの価値をも
落としめて行く事になるとも思います。
ですので
繁殖のお許しを頂いているからこそ
命を造り出す事の責任はとても大きいと
思わずにはいられません。

≪仔猫工場≫あってはなりません。
野良猫も保護猫も純血種も全ての猫に等しく
幸せになる権利があると思うのです。
幸せになって欲しいと心から思いました。