その相談も幾度となくあります。
FIPはほとんどの猫が1歳前後で、飼い主様の悲しみ、いかなるものか、、、
うちでは、一匹もこの病を発症したことがありませんが
FIPでせっかく迎えた猫を失い、その悲しみが癒えないという理由で
お問い合わせをいただきます。
この夏にお迎えいただいた
「つくねくん」のオーナー様もその悲しみを抱えながら
猫舎にお見えになりました。
「失ったこと同じハチワレの子以外の色の子が欲しいんです」と。
幸いにも、その時に生まれた子猫は全員100gを超えて生まれてきて
健康そのものでした。
一番大きな120gで生まれたシマシマクリームの男の子は
活発でエキゾにはありえない運動神経の良さ。
その子を選んでいただき、
すくすくと大きくしていただきました。

「とにかく元気で、飼い主様に寄り添ってほしい」
私が毎日願ってきたこと。
失ってしまった子の分まで、キミが元気でいることが仕事だからね」と。
一昨日は、そのつくねくんの去勢手術で、
無事に終え、ご飯を食べているとお聞きして、ホッとしました。

いつも飼い主様がつくねくんのことを記してくださるとき、
天国に旅立った前の子への想いも共に感じられるのです。
FIPは
今は、治療薬があります。
お金のかかることではありますが、可能であれば治療してあげてください。
でも、そうできなくとも
つくねくんの飼い主様がそうであるように
その存在はずっと心にあって、愛され続けているのだと思います。