
私ら、小さなキャッテリーだからこそできることがあります。
「ブリーダー」の大きな使命である「改良」という仕事です。
ただ、「売れればいい」「人気がある猫種を」という目的でブリーダーになったのではないからこそ
できる理由を記します。
ペルシャ系の猫種で言えば、とにかく鼻ぺちゃで、顔が大きく、足が短く・・・と
「売れるから」という理由で
自然のままでは生活しにくい猫がたくさん繁殖されてきました。
近年では、
手術が必要なほどの小さな鼻のペルシャ、エキゾは
ショーでもあえて入賞させないという話を聞きました。
すばらしいですね!!
こうして、スタンダードは変化してゆきます。
手術が必要になる猫ちゃんをお客様に
お渡しするような、、そんな怖いことはぜったいに避けるべき。
今のところ、うちの子猫らで
そんな事例は1つもありません。
「きれいごと言って、売れ残ったらどうするの?」
え?
うちの猫舎では少し大きくなり、値引きはしたことはありますが、生後半年以上残った子猫は1匹もありません。
鼻の長く生まれてきた子猫も素敵な飼い主様のもとで幸せに暮らしています。
あえて、健康面からあまり鼻の小さくない子猫をと、オーダーされる飼い主さんも何人もありました。
これは、もともと出産される子猫の数が少ないから
できることかもしれません。
余裕を持って、ご理解いただけるお客様をお待ちすることができますから。
近親交配はしない、これも決めていることです。
うちの父猫イサクは(4歳で引退させました)両親共にショークオリティの名門出身の子でしたが
血統書には1匹も同じ猫がいないんです。=一5代に渡って一度も近親交配がない。
それを見込んで、うちの親猫にしました。
なかなか、先祖までは難しいことで
5代に渡るまでとなると、全ての親猫がそうはいきませんが。
さてさて、もうすぐ生まれてくる子猫ちゃんらですが
無事に生まれてくれることだけを願いつつ、準備しています。
今回は「サボテンの爪とぎ」「布 ケージ」「半自動トイレ」など
中古ですが、ご希望のお客様に差し上げます。
うちで使えないものや、お客様から寄付されたものがいくつかあります。
ご見学の際にお持ちください。