
口蓋裂でした…。
※口蓋裂…上顎が欠損していて、ミルクを飲んでも全て鼻から出てしまう為、ミルクがうまく飲めない子が多い。
今回の子は、上顎がほぼ全部無いくらい大きく欠損していました。
産まれてから母乳飲まなくて、お口周りが異常に赤かったので確認したら、嫌な予感が的中してしまいました。今まで当舎でも口蓋裂の子は数頭出てます。1頭を除いては、産まれた時からぐったりした様子の子が多く、カテーテルでの人工乳をトライしましたが、皆んな亡くなってしまいました。
だけど今回の子はとっても元気で希望が持てた子でした✨
今までの子達と違って元気なので、カテーテルを入れるのには大変苦労しましたw入れても手で出してしまったりと。。でもそれも元気な証拠!「こりゃこりゃ〜」な笑える行動でした。
気になる点と言えば、おしっこの色と出が悪い事。ただそれもカテーテルでしっかりミルクを入れれる様になって3日目から色があって良いおしっこも出る様に!その日は嬉しい事に、初💩も沢山出て大喜び(((o(*゚▽゚*)o)))
沢山チュッチュ💋しちゃいました。
それも束の間、日にちが変わった4日目深夜のミルク時にはグッタリ…。カテーテル入れても動かないので、スルスルと入れ終えて、ゆっくりミルク入れてたらいつもの半分量で嫌がりだしたのでとりあえずストップ。心配ながらも次にミルクまで仮眠を取り、恐る恐る様子を伺ったら元気を取り戻していて、またもやカテーテルに一苦労💦でも嬉しい抵抗!ちょっと長く抱っこして喜びを噛み締めて、次のミルクまで仮眠。朝起きてミルクあげて次のミルクまでの2時間外出して戻って産箱見たら…🥺ショック。
グッタリと横たわっていました。
抱き上げたら苦しそうな息をしていたものの、生きてくれてました。いつもの様に肩から足元までを撫でたら、「みぃ〜」っていつものように返事してくれて…。だけど苦しそうなのは変わらない。
もうだめなんだ…って悟りました。
私の心臓の音が聞こえる場所で抱っこして、このまま静かにしてあげようと1時間撫でてました。
だけど深夜に少しミルクを飲ませたら元気取り戻したのを思い出してしまい、ミルクを少し上げる事にしました。
だけど元気を取り戻すことはなく、ただ苦しい時間を長引かせてしまう事になってしまいました。
諦め切れる強さを身につけないといけないといけないのに、いつも踏み切れない。もしかしたら❕って。。
本当に申し訳ない。
彼女はその後4時間私の胸元で苦しそうに鳴いたり、動いたり。
何にも出来なくて私はただただ撫でるだけ。撫でたら「みぃ〜」って返事してくれる時もあり、返事に力を使って欲しくなかったけど、撫でずにはいられなくてついつい無意識に撫でてしまってました💦
最後は私の手のひらの中で静かに息を引き取り、お顔は穏やかでした。

残った3頭で生きていこうと気持ち新たにしたその2日後。。
また大切な命が失われました。
産まれた時に臍の緒が巻き付いていてましたが、産まれた日は元気に母乳も飲んでました。が、翌日から兄弟達との母乳争奪戦から外されていき上手く母乳が飲めなくなり、人工乳に切り替えました。
人工乳をあげるのに抱き上げたらその瞬間から喉を鳴らしてくれる子でした。今まで人工乳あげてきたけど、初っ端から喉を鳴らしてくる子はいなかったので、初めっから私をママだと思ってくれたのが嬉しくて、一層気持ちが入っていた子でした。ミルクをあげてる時は、ぴーーーーんと両手を伸ばして飲むユニークな子で、ミルクの出が悪い時は私の指をふみふみ💕毎日のミルク時間が楽しみで幸せでしょうがなかったです。
とは言え、飲ませても飲ませても体重は増えてくれず最初の3日間は変わらない体重か減るかのどっちかでした。おしっこもずっと出てるような感じで、産箱から出した時はほとんどお尻が濡れている状態で、不安はずっと付きまとっていました。それでも4日目5日目と、体重は3gづつ増えてくれていたので、絶対大丈夫と信じていました。
生後7日目になった深夜、今までに飲んだミルクの量の最高量を飲んで嬉しさを覚えて仮眠とった次のミルク時、全く飲みませんでした。口元にシリンジ持って行っても、ぷいって…。ただ体もぐったりした感じなくしっかりしてたし、肉球もピンクのいい色してたのでその時は前回のミルク飲み過ぎたかな?位でした。体重も6g増えてて、このままいけばどうにかなる!とか呑気に喜んでました。
だけど次のミルクも嫌がったので、カテーテルで通常量より少し少なめにミルクを入れました。でも次もやっぱり飲まずカテーテル。体がぐったりしてるわけではなかったけど、その時からは嫌な感じしかなかったので、多くの時間を私の側で過ごさせる事にしました。用事で産箱に一旦戻して次引き取りに産箱覗いた時にはぐったりと力なく、肉球も燻んだピンクになっていて……抱き上げるといつもの様に「みぃ〜」ってか弱く返事してくれて泣きそうになりました。
これ以上私が頑張れば兄弟の女の子の時の様に長く苦しませる事になると覚悟決めて、その後彼が息を引き取るまで、声をかけながら抱っこして、息を引き取りました。穏やかなお顔でした☺️
彼らにはウチに産まれてきてくれて有難うの気持ちでいっぱいです🤎
ただ私は諦めきれず助けてあげられなかった事が苦しくて、ミルクに使ってたポットやお皿シリンジ、触ると震えます。涙も出ます。
いまだに朝起きたらとりあえずお湯沸かす、温度60°!が癖になってて、いらないんだ…と思い出してはグッと涙を堪える日々です。
最近は亡くなった子達の事は思い出すのも辛いので、ブログにせずにしてきました。
ただ今回はとってもとっても頑張った子達だったので、記録に残してあげたかったので、ブログに残す事にしました。
病気や生死に関わる事は、皆さんそれぞれの思いや考えがあり、どれが正解とかはないと思います。
ただ皆さんが納得できるように、ペットとの最後を迎えられる事を願っています。
ペットを迎えられた日から、必ずその時は来ます。迎えられた日からその時どうするのかも考えながら覚悟を持ちつつ、今を楽しく幸せに過ごして下さい😊