
全長は80cmほどある、大きなものです。
キャットショーで、優秀な成績を収めれば頂ける「ロゼット」リボン。
いったいキャットショーはどの様なシステムで行われているのでしょうね?
キャットショーは、各協会、クラブによって多少違いが有ります。
アメリカの協会(ACFA/CFA/TICA)ABC順では、異なる複数のジャッジによる、
ウィナー(勝者)を複数回取る事が条件です。
仮に猫種が1頭のエントリーで、1頭1席でウイナー?
それ程甘くは有りません。ジャッジの判断ですが、レベルに達していなければ、
その猫種はウィナー該当なしと成ります。
日本国内では外人ジャッジが審査する以外は、まず、ウィナー該当なしは有りません。残念な事ですね。
それに協会によりますが
そのうち1回はファイナル(全猫種の中からベスト10に入るとか)
それで、チャンピオンに成れる条件が整います。

一方、国内での協会(I●CやA●C)等は、ポイント制を取っている様です。
ウィナーに成ったら何ポイントか与えられ、綺麗な色(ベストカラー)で何ポイント
ベストブリードで何ポイントと1番でも2番でもポイントが与えられます。
決められたポイントを集めればチャンピオン。
30年以上前ですが、ドッグショーに10回出陳すれば、チャンピオンに成れた時代も有りました、
そのシステムに似ていますね。
簡単ですね。数回エントリーし審査を受ければどの子もチャンピオンに成れそうですね。
何ポイントでチャンピオン完成か知りませんが、そこそこの猫ちゃんですと一回のキャットショーで、
グランドチャンピオンの称号ももらえる様ですね。
簡単に書きましたが、一応この様な流れです。
自分の猫ちゃんをチャンピオンにしたい、オーナーさんは一度はそう思うと思います。
又、この猫は「世界一」だとか「世界で2番」とか良く耳にしますが、
これも、同じテーブルで比較審査を受けているのではなく、
同じ協会主催の世界中のキャットショーで成績に応じポイントが与えられます。
それを集計して年間の順位が決まるのです。
これもいかに多くのキャットショーにエントリーし、ポイントを集めれば良いだけです。
だけど素晴らしい猫ちゃんには違いありません。
本来は、会場を一つにして直接比較審査をするのが、良い様な感じがします。
アメリカ本国や日本はクラブも多くキャットショーの回数も多いので、
お得感が有ります。
猫ちゃん毎週毎週週末に、各地で開催されているキャットショーに連れまわされ
幸せなんでしょうか?
オーナー様のおそばで、寛ぎゴロゴロしているのが幸せの様に感じる事も有りますが………。
自分の愛猫が世界一これこそ、本来の有るべき姿かも。
私もブリーダーの端くれとして、年に数回キャットショーに出陳しています。
それは、今の猫ちゃんのレベルを知りたい、自分のブリードした子に何が足りないか
何処を改善すればと、勝ち負けより、その猫種の理想を求める様に成ってきました。
それゆえグランドチャンピオン等の称号も要りません。
自分自身でその子のレベルを把握できれば満足です。
世の中には、素晴らしい猫ちゃんは一杯います、自分の求める子に近いとか………
一生、自分自身が求める猫ちゃんは作り出せない様にも思います。
これはブリーダーの宿命ですね。