
病気の予防や乱繁殖を防ぐ為と、言う様な理屈です。
又、ブリーダーさんから子猫を分けて頂くときに、去勢や避妊手術後に血統書を渡すと、言う様な訳の分からない条件を付けている方も多々見受けられます。
一つの考えとしては、恵まれない子猫を増やさない為で、一理あるかもしれません。
又、一つの考えとして全く利己主義的な考えです。
長年苦労して作り上げてきた血液(血統)を外に出したく無い。
キャットショーなどで、今日の友は明日の敵の様な考えが有るのかもしれません。
そこで血統書に条件を付ければ、ある程度防げるもと思います。
例えば血統書に「Not Breeding 」「House Pet Only」などと記載することにより、
血液の流出は防げるはずです。
横道にそれましたが、本題に戻りましょう。
一方、ヨーロッパの考えは、どうなのでしょうか?
我が国やアメリカとは真逆の避妊・去勢は極力避ける方向です。
特にスウエーデン等北欧では、避妊去勢手術は極力避ける傾向にあります。
手術を施すということは、飼い主が自分の猫ちゃんを管理できないことの表れでもあるという考え方です。
どちらが正しいというわけでもなく、お国柄というか、猫ちゃんとのつきあい方の違いでしょう。

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アメリカに本部を置くACFA(American Cat Fanciers Association) に籍を置き、30年以上「ロシアンブルー」一筋にブリーディングを行なっております。
ロシアンブルーをこよなく愛し、スタンダードを理解し、一人でも多くロシアンブルーのファンシャーが増える事を願って居ります。
ブリーディングにあたっては、衛生面・健康面は言うまでも無く、スタンダードを理解しより上質な世界に通用する「ロシアンブルー」を作出出来る様、日々研鑽しております。
ビロードの様な手触り、輝くプラチナシルバー(ブルー)の光沢、眼色は南の珊瑚礁の海の色の様なエメラルドグリーン。
触れても、眺めても全く飽きない素晴しい家猫です。
鳴き声も殆ど無く、遊びも大好きで素晴しい伴侶と成れる事を確信しております。
私共猫舎では、ブリーダー様へも血液(血統)の流出を逆に推し進めております。
お互い切磋琢磨しなければ、より良い世界に通じるロシアンブルーが作出できないと考えております。
これからも、国内外を問わず、より良い血液(血統)を求めて行く所存です。
又、最近ご縁があり、セルカークレックス、トンキニーズ、ベンガルのブリーディングも手掛ける事に成りました
乱繁殖をされるようなブリーダー様へのお譲りは出来ません。
家猫として、室内飼育が出来ない人にもお譲りは出来かねます。
又、猫アレルギーのお持ちの方、疑いがある方にもお譲りできません。
*お問い合わせに付きましては、ご家族様全員の同意のうえ、
又、猫アレルギーの心配の無い方に限らせて頂きます。
※ご注意ください
最近、PCCと称する血統書発行団体が出来た様ですが、私共所属の「ポラリス キャット クラブ(PCC)」とは、アルファベットの頭文字は同じですが、何ら関係がありません。私共の「ポラリス キャット クラブ」は発足から30年以上経ち、アメリカの正式名称:American Cat Fanciers Association Inc. (ACFA)の公認組織です。
お間違えに成らない様御注意ください。(ACFAは1955年に創設された歴史ある協会です)
又、子猫によりCFAナンバー、TICAナンバー及び血統書取得も可能です。